Column

2025/01/18

目のクマ取りに失敗したらどうすれば良いの?失敗の原因やリカバリー方法なども徹底解説

目の下のクマにコンプレックスがあり、美容整形の力を借りて悩みを解消したいという人は少なくありません。

しかし一方で、もしも失敗してしまったらと不安に思い、二の足を踏んでしまう人も多いでしょう。

本記事では、クマ取りとはそもそも何を行うのかということから、失敗の形やリカバリーの方法までを解説します。

決断に踏みきるための参考にしてください。

クマ取りとは?

クマとはそもそも、目の周囲に生じる影や皮膚のたるみ、皮膚の変色の総称です。

目の下にできやすいため、目の下にあるものがクマと勘違いされる場合がありますが、目の周辺にあれば総じてクマと呼ばれます。

クマ取りとはこのクマを取り除く行為であり、適した方法は人によってさまざまです。

クマの種類と原因

クマとひとくちに言いますが実はクマには種類があり、それぞれ原因が違います。

クマ取りを効果的に行うためには、まずそれぞれのクマの特徴を把握し、自分に生じているクマがどれに当たるのか見極めることが重要です。

黒クマについて

黒クマは、簡単に表現すると目の下にできる影のことです。

皮膚や脂肪のたるみなどが目の下に発生すると、たるみ部分の下に影が生じます。

これが黒クマです。

一般的には加齢に伴って目の下がたるんでくるため、年齢が原因である場合が多いです。

他にも、アイメイクなどの際目の下を引っ張るくせのある人や、目の下の頬骨が高い人など骨格が原因で生じる場合もあります。

あくまで影であるため、手で皮膚を引っ張るなどしてたるみを解消すると消えてしまいます。

当クリニックにクマ取り目的で来院される方の、およそ9割はこの黒クマが原因です。

青クマについて

青クマは皮膚の下の血管が透けて見えていることによって生じるクマです。

痩せていて皮膚が薄い人も青クマが生じやすいですが、睡眠不足や過度のストレスにさらされている人、目を酷使する人なども青クマに悩まされるケースがあります。

これはストレスなどによって血中の酸素濃度が下がり、血液の色が濃くなって血管が目立ってしまうようになるためです。

見分け方としては、皮膚を引っ張ると薄くなります。

しかし黒クマのように消えてなくなることはありません。

また皮膚を引っ張っても、青く見える部分が移動しないのも特徴です。

茶クマについて

茶クマは簡単に言うと色素沈着と呼ばれる現象であり、皮膚そのものが茶色く変色してしまっている状態です。

黒クマと同じく目の下を引っ張るくせのある人は、摩擦の刺激によって茶クマになりやすくなります。

また、アイメイクをきちんと落とせていない人も、茶クマになるケースがあります。

茶クマの場合目の下の皮膚を引っ張ってみると、茶色い部分が皮膚の動きと同様に動くので判断は簡単です。

代表的な治療法

クマとひとくちに言っても原因も種類もさまざまであり、それに伴って治療法もさまざまです。

自分のクマに適した治療を行わなければクマは解消されないため、人にとって効果的だった治療が自分にも必ず当てはまるというわけではありません。

黒クマ治療

黒クマの主な原因は目の下の脂肪、あるいは皮膚のたるみです。

そのため代表的な治療法としては、目の下の脂肪除去(脱脂)と皮膚のたるみの切除です。

なお、当クリニックでは脱脂と同時にヒアルロン酸の注入も推奨しています。

脱脂のみ行うと、かえって目の下がくぼんでしまい結局影ができるケースがあるためです。

そのためハリを戻すには、ヒアルロン酸注入で補助するのが良いでしょう。

青クマ治療

青クマの原因は血管が皮膚の上から透けていることであるため、クリニックで行う治療としては患部に軽度の刺激を与え、血行を良くする施術になります。

皮膚が薄い場合はコラーゲンなどを注射し、目の下に厚みを持たせることもあります。

また、青クマの治療にはセルフケアが肝心であり、目の周りのマッサージやあたためなどで血行を良くするのも効果的です。

茶クマ治療

茶クマは色素沈着が原因であるため、レーザーを照射したりクリームを塗るなどして色素を薄くしていく方法が取られます。

茶クマの特徴として一度の治療で綺麗に解消するケースは少ないため、何度か行う必要があります。

また青クマと同様、セルフケアが大切になります。

目の下を不必要に触らない、メイク落としをきちんとするなどの生活習慣改善がポイントです。

クマ取りの治療で失敗が起こるのは主に黒クマ

外科的なクマ取りは黒クマでの適応となります。

黒クマの治療で失敗が起こる場合、下記のいずれかに該当することが多いです。

【主な黒クマ取りの失敗例】

  • 脂肪の取りすぎ
  • 脂肪の取りムラ
  • 皮膚のたるみ

なお青クマや茶クマの場合、治療をしても失敗することがほぼありません。

治療しても効果が薄いという場合はありますが、元の状態より悪化する例はほとんどないため、心配し過ぎることはないでしょう。

脂肪の取りすぎ

過剰な脱脂はクマ取りの失敗に繋がります。

黒クマの治療において下眼瞼脱脂は代表的な治療法です。

しかし脂肪を過剰に取ると目の下のハリがなくなり、今度はくぼみが出てきてしまう場合があります。

くぼみは新たな影を作ってしまうため、黒クマが再度発生してしまうのです。

当クリニックでは一度脱脂を行った後、適切な部位にヒアルロン酸をあらためて注入するというプランをおすすめしています。

そうすることで自然なハリができ、黒クマがきれいに取れるためです。

脂肪の取りムラ

脱脂を行う際、適切な量の脂肪を取りきれなかった場合もクマ取りの失敗に繋がります。

余計な脂肪が目の下に残ってしまうと、その部分に影が生じるためクマが再発生してしまう結果に繋がりかねません。

このような失敗を失くすためには、脱脂をきちんと行った上で不足したハリを戻すフォローが必要となります。

皮膚のたるみ

皮膚そのものがたるんで黒クマができると、原因は脂肪ではないため脱脂をしても解決にならず、失敗となってしまうことがあります。

皮膚のたるみは皮膚の内側に脂肪があるわけではなく、文字通り皮膚の部分だけが余ってたるんでいる状態です。

そのため解決するには、脱脂ではなく切除が必要になります。

失敗しないために

黒クマ取りは失敗してしまうリスクがありますが、リスクを低減することは可能です。

ただしあくまで低減であり、100%失敗しない保証があるというわけではないため注意してください。

信頼できるクリニックにかかる

信頼できるクリニックにかかることは、クマ取り失敗のリスク低減にあたって重要なことです。

自分の気持ちに寄り添ってくれるクリニックを探して、仕上がりのイメージをきっちり伝えましょう。

同時に、確かな腕と実績があることも大切です。

理想を実現してくれる技術を持ったクリニックを選んでください。

もしもクリニック選びに迷った場合は、ぜひ当クリニックにお越しください。

丁寧なヒアリングと高い技術力で、満足いく施術を提供します。

脂肪を取りすぎない

脂肪を取りすぎない、または脂肪を注入してハリを戻すことも、クマ取り失敗の回避において大切です。

黒クマの原因は主に脂肪のたるみであるため、とにかく脂肪を取りたいという気持ちが強くなってしまう場合があります。

しかし、脱脂さえすれば良いのだという考えは、結果的に解決に結びつかない場合が多いです。

もしもどこかのクリニックに訪れた際、過剰に脱脂を勧めてきたり、脱脂以外の治療法は無いかのような説明をされたりした場合は、クリニックの再検討をしてみても良いでしょう。

参考:クマ取りは失敗しても回復可能?

美容整形施術の中でも、クマ取りは比較的失敗をリカバリーしやすい施術です。

脂肪の取りすぎは脂肪の注入でカバーできますし、脂肪の取りムラは再施術でリカバリーすることができます。

皮膚のたるみのみ切除を伴うため、失敗すると元に戻すことはできません。

しかし腕の良いクリニックを選ぶことでリスク低減が可能です。

まとめ

クマ取りに限らず、「美容整形は検討したいが失敗が怖い」という気持ちが生じるのは自然なことです。

しかし信頼できるクリニックを選ぶことができれば、クマ取りは決して怖い施術ではありません

勇気を持って施術を受ければ、悩みはきっと解消されるでしょう。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

Address

〒453-0015
愛知県名古屋市中村区椿町15-10
名駅三交ビル3階
※名古屋駅より徒歩2分程度

052-462-1340

ご予約はこちら