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2025/01/28

下眼瞼脱脂術の痛みは?術前・術中・術後ほとんどのケースで対応可能

下眼瞼脱脂術は下瞼にある皮膚の表面を切る「下眼瞼切開法」と、下瞼の裏側から切る「経結膜脱脂」の手術法があります。

どちらもメスを入れる方法であり、どの程度の痛みが発生するのか気になる人も多い事柄です。

術中の痛みに関しては麻酔を使用するため、ほとんど感じることはないため心配いりません。

術前の麻酔注射時や、術後のダウンタイムにはある程度の痛覚がありますが、多くの人が我慢できる程度のものです。

本記事では下眼瞼脱脂術で起こる痛みや、対応方法について解説します。

下眼瞼脱脂術の痛みを緩和させるため局所麻酔を扱う

術中・術後の痛みに不安を覚える人も多いですが、麻酔を使い行われるためその心配はいりません。

しかし脂肪を取り除く際の引っ張られるような鈍い痛みは麻酔で緩和することが難しいため、我慢できない場合はその周囲に麻酔を追加してもらうことが必要です。

また痛みの耐性や術後の経過は人それぞれのため、不快感などがある場合は速やかに医師に相談しましょう。

細い針で注射するため痛みが少ない

下眼瞼脱脂では粘膜の傷には局所麻酔を使用し、目の周りは眼窩神経ブロックをして感覚を麻痺させます。

痛みが強く出ないよう、クリニックでは麻酔注射時には細い針を使用しており、痛覚は多くの人が我慢できる程度のものです。

クリニックによっては点眼麻酔をしてから局所麻酔してくれるところもあり、わずかな痛みも感じないよう対応してくれます。

麻酔時の痛みが少ないと無駄な力が入らずに手術に挑めるため、内出血も出にくいこともメリットの一つです。

笑気麻酔を使う選択肢もある

痛みに極端に弱い人、麻酔に不安がある人には、希望があれば笑気麻酔を用意してもらえます。

吸入による麻酔は使用後ふわふわした、まるでお酒を飲んだ時のような感覚になり、不安感・恐怖心を和らげリラックスした状態で手術を受けられます。

手術中に痛みがあった場合は

手術中は麻酔が効いており、ほとんどの人は何事もなく手術を終えますが、効果には個人差があるため稀に痛みが強く出る人がいます。

麻酔がしっかり効いているのを確認してから手術に入りますが、少しでも痛みを感じた場合は無理をせず、麻酔を足してもらいましょう。

初めて脱脂術を受ける人より、再施術を受ける人の方が痛みを感じやすい傾向にあります

下眼瞼脱脂術の痛みは術後数日で治まる

手術中の痛みは麻酔で抑えられますが、術後に効果が切れた後には数日間痛みが発生します。

多少鈍痛がするもののほとんど気にならない人が多いことが特徴です。

術後は医師の指示を守り、痛みが長引かないように注意して過ごしましょう。

痛み止めが処方される

術後2〜3時間すると麻酔が切れ鈍痛が感じられるケースがあります。

耐えられないほどの痛みであることは非常に少なく、クリニックから痛み止めを処方されるため、ほとんどのケースにおいて問題はありません。

通常は2〜3日で鈍痛も治りますが、稀に痛みが強く出る人もいます。

明らかな痛みを感じる場合は施術したクリニックへ相談しましょう。

1週間内に治まる人がほとんど

痛みや異物感のピークは3日前後で、1〜2週間かけて違和感はなくなっていきます。

傷周りがデリケートになっている状態のため、腫れがある間は刺激を与えないように注意しましょう。

また、傷周りを不潔な状態にしてしまうと、雑菌によって腫れや痛みが長引くことがあります。

雑菌が入って感染症を起こすと完治までに半年ほどかかる可能性もあるため、自己判断での対応は控えましょう。

下眼瞼脱脂術の痛みを和らげるには

下眼瞼脱脂の痛みは、麻酔の選び方や術後の過ごし方など、工夫次第で和らぎます。

特に術後の過ごし方はダウンタイムに大きく関係するため、注意事項を守って生活することが大切です。

術前のカウンセリングで麻酔方法を相談する

手術で少なからず痛みが出るため、クリニックでは局所麻酔や目薬による点眼麻酔を使用します。

手術中に患者が眠ってしまうと仕上がりに影響が出るため、意識がはっきりとありますが痛みはありません。

手術や痛みに対して過度な恐怖心を持つ人には心理的な負担の緩和も想定して笑気麻酔を提案される事があります。

利用する麻酔については、事前のカウンセリングで相談しても良いでしょう。

保冷剤で患部を冷やす

術後は炎症を起こし、痛みを感じやすい状態です。

患部を冷却することで炎症と痛みが静まりやすくなるため、術後2〜3日、特に当日は念入りに保冷剤で冷やすことが推奨されています。

過度に冷やしてしまうと凍傷になる恐れがあるため、保冷剤はタオルなどで覆い、様子を確認しながら使用しましょう。

肌のケアを入念に行う

術後の傷口は敏感な状態になっているため、痛みを緩和しダウンタイムを最小限にするためにも、必要以上に触ったり、刺激を与えたりしないよう注意しましょう。

ダウンタイム中は特に入念に保温を重ね、紫外線対策をしっかり行い肌のケアに務めることが大切です。

また生活習慣の見直しをすることでターンオーバーが正常化し、肌の治癒力が高まります。

血行を上げないよう注意して過ごす

術後の1週間は運動やサウナ、温泉、飲酒、カラオケなどの血流を上げる行動は控えましょう。

血行が上がり痛みが出た場合は、内出血や腫れの状態が悪化するおそれがあるため、静養時間を設け患部を冷やしてください

身体を動かす必要のある仕事をしている人であれば、数日間休日が入るよう調節することがおすすめです。

下眼瞼脱脂術の痛みは気にするほどではない

クリニックにおける下眼瞼脱脂術では、ほとんどのケースで局所麻酔を利用しており、高い効果を発揮しています。

中には術中に痛みを感じたという人もいますが、我慢できる程度のもので麻酔を追加することもできます。

麻酔にも様々な種類がありますが、クリニックによっては取り扱っていないものもあるので、事前に確認してみるのも良いでしょう。

麻酔の効き具合や術中の痛覚には個人差があるため、丁寧にカウンセリングを行なってもらうことも大切です。

まとめ

下眼瞼脱脂術の痛みは、麻酔によってほとんど感じることはありません。

術後の痛みに関しては痛み止めが処方され、1週間程度で落ち着くことが多い傾向にあります。

麻酔の効果にも医師の技量が必要ですが、術中に痛みを感じた場合には追加してもらうことで痛みを緩和できます。

麻酔方法も重要ですが、医師の技術によって痛みの有無は異なるため、クリニック選びは慎重に行いましょう。

下眼瞼脱脂術についてご不明な点があれば、MEMOTO CLINIC 名古屋までお気軽にお問い合わせください。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

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