コラム
Column
2025/02/26
「眉下切開を検討しているけどリスクや副作用はあるの?」
「もし、副作用があるとしたらどうしたらいい?」
眉下切開は、まぶたのたるみが解消され目元がぱっちりするのが魅力的です。
しかし、副作用があるとしたら少し躊躇しますよね。
この記事では、眉下切開の副作用を手術直後と抜糸後のふたつのケースに分けて解説します。
また、副作用を軽くするための対処法についてもご紹介。
眉下切開を検討している方は参考になさってください。
眉下切開施術直後のリスクや副作用は、おもにダウンタイムを指します。
ダウンタイムとは、美容医療の施術後に生じる痛みや赤み、腫れ、むくみ、内出血などから回復までの期間のことです。
具体的な副作用としては次のようなものがあります。
順に見ていきましょう。
眉下切開は、メスを使用し眉下の余分な皮膚を切り取る手術です。
麻酔の際に少し痛みが出ますが、手術は麻酔下でおこなわれるため、施術中の痛みはほぼありません。
手術が不安な方は笑気麻酔を使用し、リラックスした状態で施術を受けるのも一つの手かもしれません。
手術後は、強い痛みが出たときのために痛み止めを処方されます。
痛み止めを使用しても痛みが我慢できない場合は、保冷剤で冷やすなどが有効です。
その際、患部を濡らさないように気をつけましょう。
保冷材はガーゼなどで包むなどして対策します。
腫れやむくみは、手術から1週間程度がピークです。
施術直後は、少しまぶたが腫れる程度ですが、時間の経過とともに腫れが目立ってきます。
まぶたが重くかぶさってくる感じがしたり、ぷよぷよした感じがしたりなど、見た目にかなりインパクトがあります。
むくみにより目が閉じにくいと感じる方もいらっしゃいます。
1~2週間ほど経過すると落ち着きます。
寝るときは、枕を高くして寝ることで腫れを軽減させることができます。
腫れと同様、内出血も手術後1~2週間程度がピークです。
皮膚の下の細かい血管が傷つくことで内出血が起こり、紫っぽくなったり青くなったりします。
場合によっては、縫い目の間から少しずつ出血することもあります。
見た目的にインパクトの大きい内出血ですが、徐々に落ち着いていきます。
対処方法としては、ダウンタイム中は安静にし、保冷材などで冷やすようにしましょう。
また、飲酒や運動、入浴など血流が良くなることは避けるようにしましょう。
患部の腫れからほてりや熱感、だるさを感じるケースもあります。
ご自身の体力を過信せず、ダウンタイム中は予定を入れないようにし、自宅で安静に過ごしましょう。
痛みの延長線上で頭痛が出る場合もあります。
痛みが出たときと同様、クリニックで処方された痛み痛み止めを使用し、安静に過ごしましょう。
反対に、まぶたのたるみが原因で頭痛に悩まされている方は、眉下切開で目元がスッキリした結果、頭痛が解消されるケースも多いようです。
当クリニックでは、施術を受けられた患者様に痛み止めをお渡ししております。
一般的には、手術による感染予防のため抗生剤を服用します。
術後も手で触る、洗顔、汗をかくなどを避け、感染が原因で傷跡の状態が悪くならないよう患部が清潔な状態を維持できるように気を付けましょう。
また、当クリニックでは抗生剤をお渡ししているため、必ず処方された日数分飲み切るようにしましょう。
眉下切開のダウンタイムは約1ヵ月程度です。
傷口が落ち着ついた術後約1週間後に抜糸されます。
その後は、傷口の腫れや赤みが引くのを待ちます。
しかし、ダウンタイム以外の副作用もあり、その場合は重大なケースが多いのが特徴です。
主な副作用は次のとおりです。
順に見ていきましょう。
眉下切開の結果、上まぶたの内側から外側に向けてひきつれたようなシワができるケースがあります。
時間がたつうちになじむ場合とデザインの失敗や切除量が原因の場合のふたパターンです。
デザインや切除量が原因の場合は、眉頭側を切開することで自然な仕上がりになります。
施術後半年経過しても、ひきつれが改善しない場合は医師に相談しましょう。
眉下切開の傷跡は、眉の下のラインに沿っており眉毛に隠れるなどして目立ちにくいのが特徴です。
しかし、傷跡が目立たなくなるまでに半年~1年程度かかることや傷跡が薄っすら残る可能性もあります。
眉が薄い方などは、傷跡が目立ったり気になったりするかもしれません。
対策としては、メイクでカバーするのが一番手軽で確実です。
クリニックによっては、眉下切開後にアートメイクを施し、手術の痕を目立たなくさせる手法を推奨しています。
当クリニックでは、新しくアートメイクを導入しております。
気になる方は、無料カウンセリングを受け付けておりますのでお気軽にご相談下さい。
眉下切開は、クリニックによって考え方がさまざまで、皮膚だけ除去する場合と皮膚に加え皮下脂肪や眼輪筋も同時に切除する場合があります。
皮膚のみ切除したところ、あまり効果がなかった方もいらっしゃいます。
また、眉下切開は筋肉の働きを改善する手術ではありません。
特に眼瞼挙筋が原因の場合は眼瞼下垂の施術が必要なので、まぶたのたるみの原因をしっかり見極める必要があります。
事前のカウンセリングで医師とよく確認し合うことで防ぎましょう。
ご紹介した手術直後と抜糸後の副作用は避けられるものと避けられないものがありました。
しかし、副作用の程度を軽くし事前に防ぐことは可能です。
注意すべき点は次の2点です。
順にご説明します。
手術直後、ダウンタイムに起こる副作用は避けられないものがほとんどです。
ただし、無理せず安静に過ごすことで軽減できます。
特に抜糸までの1週間は、クリニックから注意された約束事をしっかりまもりましょう。
例えば次のようなことです。
シャワーは顔以外であれば当日からでも可能ですが、入浴は抜糸して2日目以降から可能になります。
洗顔は、術後24時間後から可能ですが泡で優しく洗うようにしましょう。
このような細かい決まり事をしっかり守り、ダウンタイム期間を上手に過ごしましょう。
抜糸後の副作用の原因は、おもにデザインなど医師の経験によるものが大きいです。
満足できる仕上がりを手に入れるためには、経験豊富で技術力のある医師に依頼しましょう。
眉下切開による副作用は、避けられるものと避けられないものの二種類があります。
ダウンタイムによる副作用は、安静に過ごすことで軽減できますが、それ以外の副作用については医師の技術力によるものが大きいです。
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