コラム
Column
2025/03/13
「眉下切開という手術を耳にしたけど、なんのためにするのかな」
「メリットやデメリットはあるの?」
このように疑問を抱いている方がいらっしゃるかもしれません。
眉下切開は、眉毛の下の皮膚を切開して瞼のたるみを解消する施術です。
今回は、眉下切開により期待できる効果やダウンタイムの経過、デメリットを解説します。
瞼のたるみを改善したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
眉下切開は、眉毛の下のラインにそって皮膚を切除することで上瞼のたるみをとり、美しく整える手術です。
眉下切開により期待できる効果を詳しく解説していきます。
上瞼に脂肪がつくと目元が腫れぼったくなり、目が小さく見えてしまいます。
目の上に脂肪がつく原因は肥満もありますが、加齢も原因の1つです。
肥満によるものでも年齢によるものでも、一度上瞼についてしまった脂肪は自分で取ることは困難です。
眉下切開で脂肪を除去できれば、目元がぱっちりとして美しい印象になります。
年齢を重ねるにつれてコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の体内量が減ると、目元や口元などにたるみが生じることがあります。
上瞼にたるみが出てくると、目が開きにくくなり視界が狭くなる恐れがあります。
また、老けた印象になることも少なくありません。
眉下切開で余分な脂肪や余った皮膚を取り除いてたるみを改善すれば、瞼をスッキリとさせ若々しく見せることができます。
奥二重の方の目元がたるむと、二重ラインが皮膚や分厚くなった脂肪に隠れてしまうことがあります。
眉下切開では、そのような隠れた二重ラインを目立たせることが可能です。
二重手術を受けなくても、二重瞼を目指せます。
なお、ダウンタイムが長くなったり費用がかさむデメリットはありますが、眉下切開と二重手術を同時に行うことも可能です。
皮膚の構造上、眉下は切開しても大きく腫れることは少ない傾向にあります。
そのため、眉下切開のダウンタイムは他の美容整形手術と比べて比較的短く済むのが特徴です。
ここでは、眉下切開のダウンタイムの経過を
に分けて見ていきましょう。
手術当日には患部を中心に腫れや内出血が見られます。
場合によっては、白目にも内出血が見られることがあります。
強い痛みやほてりを感じることもありますが、クリニックで処方された痛み止めを服用することで痛みやほてりの症状は軽減することが可能です。
当クリニックでは、施術を受けられる患者様に痛み止めを処方しております。
痛み止めを飲んでも改善されない場合は、保冷剤で冷却をします。
その際は、瞼を濡らさないように保冷剤をガーゼで包むなどの対策をとりましょう。
手術当日は、麻酔の影響により感覚が鈍くなっている可能性が高いです。
そのため、凍傷を避けるために一度に冷やす時間は20分程度にしましょう。
また、手術当日のシャワーは可能ですが目元にお湯がかかるとダウンタイムの長期化に繋がります。
目の周りはできるだけ濡らさないように注意が必要です。
創部の洗顔は、術後24時間後から可能です。
さらに、手術当日はコンタクトレンズも使えません。
抜糸後から使用可能になるため、それまでは眼鏡をかけていただくことになります。
手術後1週間ほど経過すると、腫れや内出血はかなり引いた状態になります。
この時期に医師が患部を確認し、経過が良好であると判断された場合は抜糸を行います。
入浴や患部のお化粧は抜糸して2日後から可能です。
手術後1ヵ月程度経過すると、腫れや内出血は完全に引きます。
しかし、手術痕はまだ赤いため、メイクをしなければ目立ちます。
その後半年〜1年が経過すれば、手術痕は周囲の皮膚の色と馴染んで目立たなくなっていくため安心してください。
眉下切開は、目元のたるみをとり美しい印象になるうえ、ダウンタイムも比較的短いメリットがあります。
しかし、施術を受けるならデメリットやリスクも押さえておきましょう。
眉下切開は、傷跡が目立たなくはなりますが傷跡がなくなることはありません。
どんなに技術のある医師が手術しても、傷が残らないことはありません。
ただし、上手い医師は眉毛のすぐ下ギリギリの部分を切開し、傷を目立たなくすることが可能です。
逆に未熟な医師が行うと、眉毛から少し離れた部分を切開してしまい、傷口がふさがった後に眉毛で隠せなくなることがあります。
その結果、傷跡が目立ってしまうことがあるのです。
もし、傷が目立つ場合は、アートメイクで隠すことも可能です。
眉下切開では、左右の瞼の開き具合をよく確認してから手術を行います。
その際、左右で差が出ないように注意をしますが、切除する皮膚の幅が左右でずれてしまうと、左右非対称になる恐れがあります。
もともと目に左右差がある方であれば、術後左右非対称になるリスクは高くなります。
カウンセリングの際に医師にしっかり目を見てもらい、デザインに不安がある際は納得するまで相談するようにしましょう。
眉下切開で切除できる皮膚の面積は限られています。
そのため、上瞼の皮膚のたるみが大きいケースでは、手術後に劇的な変化は見られないことがあります。
特に、年齢により瞼が大きく垂れ下がっている場合は眉下切開をしても上瞼にたるみが残ることがあるので、医師と相談して納得したうえで施術を受けましょう。
せっかく眉下切開したのに、思っていたほど変わらなかったと感じることもあります。
これは医師と患者の間で十分な話し合いができておらず、仕上がりイメージが共有できなかったことが原因です。
イメージ通りにならなかったというトラブルを防ぐためには、カウンセリング時にきちんと説明を受けることが大切です。
疑問や不安に思ったことはすべて解決したうえで手術を受けましょう。
眉下切開は、上瞼のたるみをとり目元を美しく整える手術です。
目元を自然にぱっちりとさせ若々しい印象にしたり、隠れていた二重ラインを目立たせたりする効果が期待できます。
他の切開系の美容整形手術と比較して、ダウンタイムが短いのも特徴です。
しかし、隠せない傷跡が残ったり仕上がりのイメージが違ったりするデメリットもあります。
これらは技術ある医師のいるクリニックを選択し、きちんとカウンセリングを受けることで回避が可能です。
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