コラム
Column
2025/03/17
眉下切開をして失敗し、後悔しているという声をSNSなどで見かけたことはありませんか。
眉下切開を検討しているときにそのようなネガティブな情報を耳にすると、不安になるかもしれません。
眉下切開で後悔する時は、デメリットの説明をしっかりされていない、説明されたけど忘れてしまったなどダウンタイムやデメリットに対してきちんとした認識ができていないことだと思います。
今回は、眉下切開の失敗パターンや知っておくべきことを解説します。
クリニックの選び方も説明していますので、ぜひ参考にしてください。
眉下切開は、眉毛のすぐ下を切開し上瞼のたるみを減らしたり二重幅を広げたりする手術です。
目元を美しく整えられる人気の美容手術ですが、失敗して後悔することもあります。
まずは眉下切開の失敗パターンを5つ見ていきましょう。
眉下切開は、眉毛の下ギリギリのラインを切開することで次第に傷跡が薄くなって目立たなくなります。
しかし、眉毛から離れた位置を切ってしまうと、傷跡が眉毛で隠れずに目立つことがあります。
このような失敗はあまりありませんが、技術のない医師が執刀してミスをする可能性は十分考えられます。
また、眉毛は表情によって多少動くものです。
普段はごまかせていても、ふとした瞬間に傷跡が見えるということもあるでしょう。
眉下切開を行う際には、左右の目の開き具合をチェックしたうえで手術を行います。
左右差が出ないように細心の注意を払って切りますが、切除する位置が左右で少しずれると、目の大きさが左右非対称に仕上がってしまいます。
医師による失敗ではなく、もともと目に左右差がある方も左右非対称に仕上がりやすいため、気になる方は事前に相談しましょう。
眉下切開はたるみが解消される手術ではありますが、上瞼のたるみが大きい場合は完全に解消できない場合があります。
眉下切開で切除できる面積は限られているため、たるみが大きいと手術後にあまり変化が見られないかもしれません。
特に、加齢による瞼のたるみは手術後も多少残ることがあるため、この点を理解したうえで手術を受けましょう。
医師によるカウンセリングがしっかりと行われていないと「せっかく眉下切開をしたのに思っていたより変化がなかった」ということもあり得ます。
また、後ほど詳しく説明しますが、当初のイメージと手術後では多少の誤差は出るものです。
ただ、カウンセリングをしっかりと行うことでイメージと手術後とのギャップは減らせるため、手術前の医師と患者様の意思疎通が重要と言えます。
眉下切開をすると視界が開けて見えやすくなります。
しかし、目が乾きやすくなってドライアイを発症する方もいるのが事実です。
ドライアイは涙の量や質が変わってしまう疾患であるため、市販の目薬では十分に処置できないことや、かえって悪化させることもあります。
手術後に目が疲れやすくなる・目が乾いた感じがするといった症状が出たら、眉下切開を受けたクリニックに相談しましょう。
また、もともと目が乾きやすい方は事前に医師に伝えておくことが大切です。
眉下切開を受けて後悔する原因として挙げられるのが「知らなかった」「勘違いしていた」ということです。
眉下切開によるデメリットの認識や勘違いの解消をしておくことで、後悔するリスクを減らせます。
ここでは、後悔しないために知っておくべき眉下切開の事実を5つ見ていきましょう。
どんなに技術力のある医師が執刀しても、眉下切開は傷跡が必ず残る手術です。
色白の方や肌の薄い方は傷跡が目立ちにくい傾向にありますが、完全に消えることはありません。
特に若い方は傷を治そうとする力が強く、傷跡が盛り上がって目立ちやすくなります。
眉下切開のダウンタイムは比較的短いと聞いたことがあるのではないでしょうか。
ダウンタイムが短いのはその通りなのですが、眉下切開はダウンタイム中に小さなトラブルが起こることもあります。
よくあるのは、皮膚の下を縫った糸が出てくることです。
埋没糸膿瘍と呼ばれ、切開ラインにニキビのようなものができます。
簡単な処置で改善しますが、手術を受けたクリニックと自宅の距離が離れていると大変です。
手術後にトラブルがある可能性も踏まえて、手術を受けるクリニックを選択することをおすすめします。
眉下切開によって瞼のたるみの改善は期待できますが、深く刻まれた額のシワはなくなりません。
眉下切開で額のシワがなくなると思い込む原因は、手術後に眉毛を動かさないからだと考えられます。
手術後は眉毛を動かすと痛むため、できるだけ眉毛を動かさないようにします。
眉毛を動かさないので額のシワが目立たず、眉下切開によって額のシワがなくなったと思い込んでしまうのでしょう。
しかし、手術後時間が経つと痛みがなくなるため眉毛を動かすようになり、額にシワが入るようになります。
眉毛を使って目を開ける癖を直さない限り、額のシワがなくなることはありません。
とはいえ、額のシワがなくなる場合もあります。
元々たるみが多い状態ではまぶたを開けるのに力を込める必要があるため、おでこにシワができることが多いです。
眉下切開を行いたるみを除去すると、額の力を使わなくても目が開きやすくなり、まぶたの開閉もしやすくなります。
そのため、額のシワが改善することがあります。
どんなにシミュレーションを念入りにしても、当初のイメージと仕上がりに多少の違いは出ます。
理由の一つとしては、眉毛が動くからです。
眉下切開を受ける方の多くは瞼に重みがあり、額の筋肉を使って眉を持ち上げています。
しかし、眉下切開後は額の筋肉が緩むため、眉の位置が変わることがあります。
シミュレーション通り完璧に仕上げられると断言するのは難しいのが実情です。
瞼のたるみがある場合、皮膚の外側が最もたるんでいます。
そのため、眉下切開では皮膚の外側を多く切除することになります。
すると皮膚が引っ張られるため、つり目になりやすいのです。
ただし、つり目に見える状態は一時的なものです。
通常は半年から1年ほどで解消されていくので、安心してください。
眉下切開での後悔を避けるためには、クリニック選びが重要です。
眉下切開のクリニック選びのポイントを解説していきます。
眉下切開に限ったことではありませんが、症例数や執刀数の多いクリニックを選びましょう。
実績のあるクリニックなら、患者様それぞれの悩みや状態に合わせた手術を行っているため、あなたに最適なやり方で手術を行えるはずです。
実績が豊富なクリニックは、ホームページで症例を公開していることが多いため、受診前にチェックしてみましょう。
眉下切開にはデメリットや注意点があり、それらを把握しておかないと後悔することになりかねません。
きちんとしたクリニックなら、ホームページに注意点を掲載したりカウンセリング時にデメリットを説明したりしています。
メリットばかり並べているクリニックは、信頼性に欠けると言わざるを得ません。
デメリットや注意点もしっかりと伝えてくれるクリニックを選びましょう。
眉下切開で後悔しないためには、デメリットの把握や勘違いを解消しておくことが大切です。
また、デメリットをきちんと説明してくれる、眉下切開や目元に実績のあるクリニックを選択することが後悔するリスクを減らす鍵となります。
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