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2025/04/14

眼瞼下垂の治療費用について徹底解説

眼瞼下垂の治療を検討する際に、費用が気になる方は少なくないでしょう。

手術を受ける前に手術費用の相場を知っておくことは重要なポイントです。

保険が適応される場合と自由診療となる場合とでは、治療費に大きな違いが出てきます。

この記事では、保険適用と自由診療の費用の違いや施術内容による費用の差、保険適用の条件と申請の流れにも触れていきます。

手術を検討する際の参考としてお役立てください。

 眼瞼下垂の症状と治療方法

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたが正常に開かず、視界が狭くなる状態を指します。

気になる症状が眼瞼下垂と関係があるのか、具体的な症状や原因、治療方法を確認しておきましょう。

眼瞼下垂の症状と原因

眼瞼下垂の主な症状には、以下のようなものが挙げられます。

  • まぶたが垂れ下がることで視界が遮られる
  • 額の筋肉を使って目を開くため、額にシワができる
  • 眠たそうな目元になる
  • 目が完全に開ききらず、無意識のうちに視野が狭くなる

主な原因は以下のとおりです。

1.加齢による筋肉の衰え
加齢とともに眼瞼挙筋や筋膜が緩み、まぶたが下がる

2.先天性の異常
生まれつき眼瞼挙筋が発達していない場合

3.コンタクトレンズの長期使用
特にハードコンタクトレンズの使用で、まぶたを持ち上げる筋肉に負担がかかる

4.外傷や病気による影響
事故や神経疾患による筋肉の異常

眼瞼下垂の治療方法

眼瞼下垂の治療方法には、大きく分けて以下のようなものがあります。

1.眼瞼挙筋前転術

  • まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)を短縮し、まぶたを引き上げる力を強化
  • 軽度から中等度の眼瞼下垂に適用されることが多い

2.前頭筋吊り上げ術

  • まぶたを持ち上げる筋肉の力が弱い場合や、眼瞼挙筋の手術が難しい場合に選択される
  • おでこの筋肉(前頭筋)を使ってまぶたを引き上げる

3.ミュラー筋タッキング

  • 軽度の眼瞼下垂に対して行われることが多い術式
  • まぶたの裏側から、ミュラー筋という筋肉を縫い縮めることで、まぶたを持ち上げる

眼瞼下垂の重症度や原因によって、手術方法が選択されます

選択する手術の種類によって、回復期間や仕上がりに違いが出るため、医師と相談しながら決めることが重要です。

眼瞼下垂の手術における保険適用と自由診療の違い

眼瞼下垂の治療において、保険適用になる場合と自由診療の扱いになる場合があります。

保険適用の範囲やどのような制限があるのかを知っておくことが重要です。

一方で、自由診療を受ける場合は追加料金が発生する場合があることに注意しましょう。

保険適用の範囲と制限

眼瞼下垂の手術が保険適用となるには、条件を満たす必要があります

  • まぶたの垂れ下がりによって視界が遮られ、日常生活に支障をきたしている
  • 医師の診断により、機能回復のための手術が必要と判断される
  • 視野検査を含む診断結果に基づき、保険適用の可否が決定される

保険適用の場合、術後のデザイン(左右のバランスや仕上がりの美しさ)には制限があり、審美性よりも機能回復が優先されます。

自由診療における追加費用

自由診療の場合、患者の希望に応じたデザインが可能となるため、追加の費用が発生する可能性があることを知っておきましょう。

美容目的での手術は保険適用外となり、すべて自由診療扱いとなります。

まぶたの形を整えるための施術や二重まぶた形成などはすべて自己負担になります。

以下のような治療を受ける場合は追加費用が発生することがあるため、事前に確認するのがおすすめです。

  • デザイン費用:目の開き方や左右差の調整など、細部にこだわったデザインを行う場合
  • 術後の追加調整:手術後の状態によっては、修正手術などの追加調整が必要になる場合
  • ダウンタイムの短縮処置:ダウンタイムを短縮するために、レーザー治療や特別な縫合技術など、特別な処置を行う場合
  • 術後ケア:術後の回復を促進するために、マッサージや特殊な治療など、特別なケアを行う場合

眼瞼下垂の治療費用の概要

治療費用は治療が保険適用になるか自由診療の扱いになるかで大きな違いが出ます。

また、施術内容によっても治療総額が異なります。

おおよその費用は把握しておくと良いでしょう。

手術費用の相場(保険適用・自由診療の違い)

眼瞼下垂の手術費用は、保険適用か自由診療かによって大きく異なります。

保険適用の場合は手術費用は30,000円~60,000円(3割負担)程度です。

視界の改善を目的としており、医師の診断に基づいて手術が行われます。

ただし、美容目的では適用されず、機能障害があると判断された場合のみ適用されます。

自由診療の場合は手術費用は300,000円~600,000円程度が一般的です。

美容目的や左右のバランス調整を目的とする場合に適用され、より高度な技術や特別な縫合方法を希望する場合はさらに高額になることがあります。

施術内容における費用の差

手術の方法や患者様の状態によって、費用が異なります。

施術内容によって、どれくらいの費用差が生じるのか確認しておきましょう。

麻酔の種類

局所麻酔は基本的に手術費用に含まれることが多いです。

静脈麻酔を希望する場合は、50,000円~100,000円程度の追加費用がかかる場合があります。

入院の有無

通常は日帰り手術が可能ですが、高齢者や合併症のリスクがある場合は入院が必要になることがあります。

入院する場合の費用は、1泊あたり50,000円前後発生するでしょう

当クリニックでは、基本日帰りでの手術となっておりますが体調が優れない場合などによっては休憩してからご帰宅することも可能となりますのでお気軽にお声掛け下さい。

術後ケアや追加治療

術後の腫れや内出血を抑えるためのレーザー治療や内服薬を追加する場合、追加費用がかかることがあります。

フォローアップの診察や再診が必要になる場合もあり、その都度費用が発生します。

美容的な修正手術

目の大きさや左右のバランスを細かく調整する場合、自由診療扱いとなり、数万円から十数万円の追加費用が発生するでしょう。

保険適用の条件と申請の流れ

保険適用で手術を受けるには、以下の手順が必要となります。

  • 1.眼科または形成外科を受診し、医師の診断を受ける
    手術が必要かどうかの判断を受け、視野検査を実施する場合があります。
  • 2.視界に障害があることを確認する
    眼瞼下垂がどの程度視界に影響を与えているかを検査し、その結果をもとに保険適用が判断されます。
  • 3.保険適用手術を受ける
    医療機関によっては、手術前に事前申請が必要となるため、手続きを確認しておくことが重要です。

眼瞼下垂の治療費用のご相談はMEMOTO CLINIC 名古屋へ

MEMOTO CLINIC 名古屋では、経験豊富な医師による眼瞼下垂治療を行っております。

患者様一人ひとりのお悩みに寄り添い、最適な治療法をご提案いたします。

費用についても、カウンセリングにて詳しくご説明いたします。

術後の定期検診や相談窓口など、アフターフォロー体制も充実しておりますので、ご安心ください。

眼瞼下垂でお悩みの方は、ぜひMEMOTO CLINIC 名古屋までお気軽にご相談ください。

【まとめ】眼瞼下垂の治療費用を理解して賢く選択する

眼瞼下垂の手術費用は、治療の目的や施術方法によって大きく異なります。

保険適用の条件を満たせば、比較的安価で治療を受けることができますが、美容目的の場合は自由診療となり、高額になる傾向があります。

手術費用を抑えたい場合は、保険適用の可能性を医師に相談し、複数のクリニックを比較することが大切です。

手術を検討する際は、事前に詳細な見積もりを確認し、納得した上で治療を受けるようにしましょう。

まずは無料カウンセリングで相談をしてみることをおすすめします。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

Address

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