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2025/05/04

眼瞼下垂は保険適用できる?条件や費用・自費診療との違いを紹介

眼瞼下垂の施術は、美容整形としても有名ですが、症状によっては保険が適用される場合もあります。

本記事では、保険適用の条件や対象となる施術・自費診療との違いなどを解説します。

眼瞼下垂の改善を考えている方は、損をしないためにもぜひ最後までご覧ください。

眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂とは、まぶたが正常な位置よりも垂れ下がり、視界が狭くなったり、目が開きにくくなったりする状態のことを指します。

主な原因は、次の5つです。

  • 加齢による筋力の低下
  • コンタクトレンズの長期使用
  • 外傷や過去の手術による影響
  • 先天的な筋肉異常
  • 神経性疾患

重度になると視界の妨げだけでなく、慢性的な肩こりや頭痛、日常生活への支障も起こります。

眼瞼下垂の保険適用条件

眼瞼下垂の施術が保険適用となるのは、「機能的な障害」が明確な場合です。

具体的には以下のようなケースが該当します。

保険適用となる条件

  • 上まぶたが瞳孔にかかり、視野が狭くなっている
  • 目の開きにくさが原因で日常生活に支障をきたしている(例:車の運転、仕事、読書)
  • 医師による診断で眼瞼下垂と明確に判断された場合

クリニックによっては判断材料として、視野検査や写真診断を行う場合があります。

保険適用となる施術内容

保険が適用される場合、挙筋前転術・短縮術(切開法)の施術を行います。

挙筋前転術・短縮術(切開法)は上まぶたの皮膚を切開し、まぶたを持ち上げる筋肉「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」を調整する施術です。

症状の重い眼瞼下垂に対して機能改善を目的に行われます。

術後の仕上がりは自然で、眼瞼下垂の再発リスクが少ないのも特徴です。

施術時間は約60〜90分ほどで、日帰りで受けられます。

ダウンタイム中は、腫れや内出血が1〜2週間ほど起こる場合がありますが、1ヶ月ほどでほとんど落ち着いていきます。

様子を見るだけで問題ありませんが、腫れや内出血が悪化した場合は、すぐにクリニックへ相談しましょう。

費用の目安(保険適用時)

保険適用された場合、3割負担で片目が約1.8〜5.5万円、両目で約3.6〜11万円が一般的です。

診察料や術後のフォロー代は含まれないため、別途料金が発生します。

また病院や地域によって多少の差が出ることがあるため、事前に確認しておきましょう。

保険適用と自費診療の違い

保険適用と自費診療の違いは下の通りです。

保険適用
目的:視界の改善・機能回復
手術方法:医学的根拠に基づく標準術式
担当科:形成外科、眼科
費用:両目で約3.6〜11万円(3割負担)
傷跡やデザイン:機能重視のためデザイン性はなし

自費診療
目的:機能回復・見た目の改善
手術方法:美容的観点からの手術(デザイン重視)
担当科:主に美容外科・美容クリニック
費用:両目で約30万〜60万円(相場)
傷跡やデザイン:二重幅やラインなど希望に応じたデザインが可能

目的や希望によって保険適用となるか自費診療となるかが異なります。

どちらが適しているか分からない場合は、一度クリニックに相談してみましょう。

よくある質問

眼瞼下垂の改善についてよくある質問は、下の3つです。

  • 保険適用になるかは誰が判断するの?
  • 美容クリニックでも保険は使える?
  • 見た目もきれいに仕上げたいけど、保険診療でも可能?

これから施術を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

保険適用になるかは誰が判断するの?

保険適用は、医師の診断によって判断されます。

患者様自身の自己判断では保険適用になりません。

具体的には、形成外科や眼科などの医療機関で、眼瞼下垂の症状が「日常生活に支障をきたすレベルかどうか」を医師が診察・検査で見極めます。

診察では、以下のようなチェックが行われることが多いです。

  • まぶたが黒目や瞳孔にどれくらい被っているか
  • 視野(見える範囲)がどの程度遮られているか
  • 無意識に額に力を入れていないか
  • 頭痛や肩こりなどの随伴症状があるか

医師の診断書や写真による証明が整ってはじめて、保険診療が適用されます。

ただし見た目の悩みだけで機能障害がない場合は、基本的に保険対象外となるので注意しましょう。

美容クリニックでも保険は使える?

美容クリニックで受ける場合は、基本的に保険適用されません。

保険診療に対応した医療機関を選ぶ必要があります。

美容クリニックは「自由診療(自費)」を専門としているため、保険証を使った治療には対応していないケースがほとんどです。

ただし医師が保険診療の資格を持ち、形成外科出身である場合は、限られた条件で保険適用の手術を受けられることもあります。

しかしこれはあくまで例外的なケースで、通常は「美容目的=自費診療」「機能障害の治療=保険診療」という区分です。

もし保険診療を希望する場合は、あらかじめ保険対応可能かどうかを問い合わせておきましょう。

見た目もきれいに仕上げたいけど、保険診療でも可能?

保険診療でも、医師の技術次第で自然で美しい仕上がりを目指すことは可能です。

ただし、美容的なデザインの細かな希望までは反映できないことが多いです。

たとえば、二重の幅を左右でそろえたい・理想のまぶたラインを作りたいといった美容的な要望は、あくまで自由診療の範囲です。

一方、保険診療では「機能回復」が目的となるため、まぶたがしっかり開くこと、視野が改善されることが最優先されます。

もし見た目の美しさを最重視する場合や、「ついでに二重ラインも整えたい」といった要望が強い場合は、自費診療での施術を検討してみてください。

眼瞼下垂でお悩みの方はMEMOTO CLINIC 名古屋にご相談ください。

MEMOTO CLINIC 名古屋では、眼瞼下垂にお悩みの方に向けて、症状に応じた最適な施術をご提案しています。

見た目の印象を改善したい方には、ご希望に沿ったデザインでの施術も可能です。

カウンセリングでは、不安や疑問に丁寧に対応し、安心感をもって施術に臨めるようサポートしています。

ご予算に応じたプランの提案も可能です。

カウンセリングは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

理想の目元を一緒に目指しましょう。

【まとめ】眼瞼下垂は保険適用でも改善できる場合がある

眼瞼下垂の手術は、見た目の悩みだけでなく、視界や日常生活に支障をきたしている場合は保険適用が可能です。

費用面での負担を減らしつつ、機能回復を目指せるため、まずは医師に相談することが第一歩になります。

保険適用で受けられるか分からない方は、信頼できる医療機関でカウンセリングを受けてみましょう。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

Address

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