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2025/05/11

眼瞼下垂の原因とは?症状や治療法をわかりやすく解説!

まぶたが重い、目が開きにくいと感じることはありませんか?

それは『眼瞼下垂』かもしれません。

眼瞼下垂は、加齢や病気、生活習慣などさまざまな原因で起こります。

本記事では眼瞼下垂の主な原因や症状、治療法について詳しく解説します。

眼瞼下垂の症状や原因について解説します。

加齢や生活習慣、コンタクトレンズの使用などが原因で視界が狭くなることがあります。

簡単なセルフチェック法や治療方法も紹介し、早期の対策をサポートします。

眼瞼下垂とは?症状や原因を知ろう

眼瞼下垂とは、上まぶたが正常な位置まで上がることができず、瞳孔が一部または全体的に隠れてしまう状態のことです。

両目はもちろん、片側の場合もあるので注意しましょう。

眼瞼下垂は、大きく三つのタイプに分類されます。

一つめは生まれつきまぶたが下がっている「先天性眼瞼下垂」、二つめは加齢や生活習慣が原因で発症する「後天性眼瞼下垂」、三つめは見た目は眼瞼下垂のようですが、まぶたを上げる筋肉や腱の異常はない「偽眼瞼下垂」です。

原因や症状の程度によって、治療方法やその効果は異なります。

最も多くみられるのは後天性眼瞼下垂です。

眼瞼下垂の主な原因

眼瞼下垂の主な原因には、次のようなものがあります。

  • 加齢によるもの
  • コンタクトレンズの長期使用によるもの
  • 生活習慣によるもの
  • その他、病気や神経障害によるもの

これらの原因について詳しく確認していきましょう。

加齢によるもの

後天性眼瞼下垂の最も多い原因は、加齢によるものです。

年齢とともにまぶたの皮膚がたるんだり、まぶたを持ち上げる筋肉を支える腱膜が衰えたりすることで、まぶたを正常に開けられなくなります。

この状態は「加齢性眼瞼下垂」や「老人性眼瞼下垂」と呼ばれ、視界が狭くなるだけでなく、目の奥の痛みや頭痛、肩こり、首の張りといった症状を引き起こすこともあります。

コンタクトレンズの長期使用によるもの

ハードコンタクトはソフトレンズより厚みがあり、その状態で瞬きをすると、挙筋腱膜やミュラー筋が摩擦により線維化してしまい、眼瞼下垂につながると言われています。

ハードコンタクト使用者は、眼瞼下垂を発症するリスクが20倍高まると言われています。

生活習慣によるもの

スマホやパソコンなどを長時間使用すると、まばたきの回数が減少し、目元の筋肉に疲れがたまります

画面を見続けるだけでも目の周りの筋肉を酷使しているのです。

また、アイプチやつけまつげ、エクステなどの過度なアイメイクも強い刺激になります。

合わせて、花粉症やアトピーで目をこする、クレンジングで強くこする習慣も、まぶたの筋肉に負担をかけることになりますので、気をつけましょう。

その他、病気や神経障害によるもの

その他、先天性のものに加えて、重症筋無力症や糖尿病による神経障害などの病気が原因で発症することもあります。

一般的な加齢等とは異なり、これらが関係している場合、まぶたの下がり方に特徴があり、片目だけに症状が現れることもあります。

原因に応じて治療方法が変わるため、正しく診断することが大切です。

眼瞼下垂の症状とチェック方法

まぶたが重さや、視野が狭く感じ、自分が眼瞼下垂なのかと不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここからは、眼瞼下垂の症状と簡単なセルフチェックの方法を紹介します。

眼瞼下垂の症状

多くの場合次のような症状が表れることがあります。

  • まぶたが瞳にかかっている
  • 皮膚が垂れてまつ毛の根元が見えない
  • 目を開けても視界が狭い
  • 目を開ける際に額に力が入る
  • 眉毛が上がっている、またはおでこに深い皺ができている
  • 目がしっかり開かず、肩こりや頭痛が続く

思い当たる症状がある場合は、受診を検討しましょう。

簡単なセルフチェック方法

簡単なセルフチェックの方法は次のとおりです。

  1. 顔を正面に向け、目を軽く閉じます
  2. 眉毛の上を指で軽く押さえます
  3. 指で押さえたまま、目を開けましょう
  4. 目を開けるときに額に力が入ったり、目が開きにくい場合は、要注意です

あくまで簡易のチェックになるため、気になる症状がある場合はクリニックの受診がおすすめです。

眼瞼下垂の治療法:原因別のアプローチ

眼瞼下垂の治療法は原因別にアプローチが異なります。

手術治療と手術以外の対策について確認しておきましょう。

手術治療(最も確実な方法)

1:眼瞼下垂|治療法①挙筋筋膜前転法

まぶたには、目を守るための軟骨のようなもの(瞼板)と、まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋)があり、挙筋腱膜(きょきんけんまく)という組織を介してつながっています。

挙筋腱膜前転法は、以下で紹介するタッキング法と比べ、まぶたの開きにくさや視界の狭さといった症状を改善する成果が大きい方法です。

この方法は、加齢などの原因で瞼板(けんばん)と挙筋腱膜が緩んでしまった場合に適しています。

また、この手術はまぶたの筋肉を切らずに行うため、リスクが少なく安全性が高い治療法といえます。

傷が小さいため、術後の傷跡が目立ちにくいのが特徴です。

2:眼瞼下垂|治療法②ミュラー筋タッキング法

ミュラー筋は、まぶたの開き具合を調整する役割を持つ筋肉です。

ミュラー筋タッキング法は、この筋肉を瞼板に再び固定する手術です。

軽度から中程度の眼瞼下垂に適応されることが多く、進行が進んでいる場合には、前述の挙筋腱膜前転法と組み合わせることもあります。

この方法の特徴は、ダウンタイムが比較的短いことです。

手術以外の対策(軽度の場合)

手術以外の対策には、目元のケアや生活習慣の改善が重要です。

例えば、目を温めることで、目元の筋肉をほぐすことができます。

その後、目を閉じて数分間リラックスした時間を過ごしましょう。目のストレッチも効果的です。

軽く目を閉じた状態で、ゆっくりまぶたを持ち上げる運動を繰り返すと、眼瞼挙筋の働きを活性化させることができます。

これらのケアを日常的に行うことで、眼瞼下垂の予防につながり、また進行を遅らせることもできます。

また、目の健康を守るために、以下のことを心がけましょう。

まず、スマホやパソコン等の使用時間を減らすことが重要です。

1時間ごとに10分間、目を休ませることを意識してください。

アイプチやコンタクトレンズも使う時間を短くし、目に負担をかけないようにすることも大切です。

花粉症の時期は、早めに薬を飲み、目をこすらないようにしましょう。

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MEMOTO CLINIC 名古屋では、眼瞼下垂などの目元の悩みに沿った施術を受け付けております。

症状に合わせたオーダーメイドの施術で、理想的な目元を実現できます。

カウンセリングでは、施術についての疑問や不安を解消し、予算に応じたプランも提案いたします。

無料でカウンセリングを受けられるので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ】眼瞼下垂の原因と治療法を理解して対策を取ろう

眼瞼下垂は、加齢やコンタクトレンズの長期使用、生活習慣などが原因で起こります。

もし症状が進行すると、視界が狭くなり、日常生活に支障をきたすこともあります。

治療方法には手術と非手術があり、症状に応じた最適な治療法を選ぶことが重要です。

生活習慣を見直し、早期に対策を講じることで進行を遅らせることもできます。

まずは専門医と相談し、適切な治療を始めましょう。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

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