コラム
Column
2025/06/09
「ボトックスに興味はあるけれど、どの製剤を選べばいいのかわからない」「アラガン製と韓国製って、具体的に何が違うの?」そんな疑問を抱えていませんか。
美容医療が一般的になりつつある今、ボトックス注射はシワの予防や小顔効果など幅広い目的で人気を集めています。しかし、使用される製剤には複数の種類があり、特に「アラガン製(米国製)」と「韓国製」の違いは施術結果や安全性にも関わる重要なポイントです。
この記事では、米国製アラガンと韓国製ボトックスの違いをわかりやすく解説し、それぞれのメリット・デメリット、選び方のコツ、注意すべきポイントまで詳しくご紹介します。
ボトックスは「ボツリヌストキシン」という成分を利用した医薬品で、筋肉の動きを抑制することで表情ジワなどを改善します。現在日本で使用されているボトックス製剤の中でも、特に注目されているのが「米国製アラガン」と「韓国製」です。
ここではそれぞれの特徴と違いを詳しく見ていきましょう。
アラガン社はアメリカに本社を置く世界的に有名な製薬会社で、ボトックスの先駆者とも言える存在です。米国製アラガンのボトックスは正式には「ボトックスビスタ」という名称で、日本国内でも厚生労働省の承認を受けており、美容クリニックでの使用が正式に認められています。
この製剤は高い精製度と安定性が特徴で、施術後の効果の持続性や副作用の少なさにも定評があります。世界80ヵ国以上で使用されており、実績・信頼性の面でトップクラスです。
韓国製のボトックスにはいくつかの種類があり、有名なものに「ボツラックス」「ナボタ」「リジェノックス」などがあります。これらは韓国内で承認された製剤であり、日本では未承認医薬品として扱われていますが美容目的で広く流通しています。
韓国製ボトックスの最大の魅力はコストパフォーマンスの高さです。アラガン製に比べて価格が大幅に抑えられるため、繰り返しの施術を希望する方にとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。
アラガン製と韓国製の主な違いは、以下の3点です。
これらの違いを理解した上で、自分に合った施術を選びましょう。
それぞれのボトックスには特徴があり、施術を受ける目的や重視するポイントによって適した選択が異なります。
ここでは、目的別にどちらを選ぶべきかをご紹介します。
肌に直接注入するボトックスは、やはり「信頼性の高さ」が重要です。特に初めて施術を受ける方や顔の印象に大きく関わる部位(額・目元・口元など)への注入を希望する方には、臨床データが豊富で安全性が確立されたアラガン製を選ぶのが賢明です。
また、国内で承認されていることから医師側も取り扱いに慣れており、万が一トラブルが発生した場合にも対応がしやすいという利点があります。
一方で、予算を抑えつつも定期的なメンテナンスをしたいという方には、韓国製ボトックスが向いています。特に小顔目的やエラ張り改善など広範囲かつ量が必要な施術には、コスト面のメリットが大きく出ます。
ただし、安価だからといって安易に選ぶのではなく、取り扱うクリニックの管理体制や医師の経験を事前に確認することが大切です。
韓国製ボトックスは手軽に受けられる反面、いくつかのリスクも存在します。ここでは、施術前に知っておくべき注意点を解説します。
韓国製ボトックスは日本の厚生労働省の承認を受けていないため、万が一副作用や医療事故が発生した場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。そのため、事前に同意書の説明をよく読み、納得した上で施術を受ける必要があります。
韓国製の中には、製造過程や保存状態が十分に管理されていない製品も存在します。特にインターネットで個人輸入された製品や、無許可の業者を通じて仕入れたものには注意が必要です。信頼できる医療機関での施術を選ぶことが、安全性を高めるカギです。
成分自体はアラガン製と類似していても、不純物の混入や製剤のばらつきによってアレルギー反応や腫れ・痛みなどの副作用が出やすい傾向にあります。肌が敏感な方や過去に医薬品でトラブルを経験した方は、慎重な選択が求められます。
ボトックスを安心して受けたい方には、医師による丁寧なカウンセリングと安全な製剤管理を徹底している『MEMOTO CLINIC 名古屋』のご利用がおすすめです。
当クリニックでは、アラガン製ボトックスと韓国製ボトックスの両方を取り扱っており、個々の悩みに寄り添った治療プランをご提案しております。また、初めての方でも安心して施術に臨めるよう、無料カウンセリングを実施しています。副作用や施術後の経過など、気になる点があればどんな小さなことでもご相談ください。
ボトックス施術は、効果だけでなく使用する製剤の選択が大きなカギを握ります。米国製アラガンは、安全性・信頼性が高く、長年の実績がある一方で、韓国製はコストパフォーマンスに優れており、用途や目的に応じた選択が重要です。
自分に合った製剤を選ぶことで、満足度の高い仕上がりが実現できます。迷ったときは、経験豊富な医師に相談しながら、自分にとって最良の選択をしていきましょう。
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