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2025/06/14

クマ取りの後遺症とは?リスクと対策を徹底解説

クマ取り手術は、目元の印象を大きく改善できる美容施術として人気がありますが、手術である以上、一定のリスクや後遺症の可能性も伴います。特に初めて施術を受ける方にとっては、不安や疑問が多いことでしょう。

この記事では、クマ取り手術に伴う主な後遺症やリスク、そしてそれらを防ぐための術後ケア方法について詳しく解説します。また、名古屋で信頼できるクリニック選びのポイントもご紹介しますので、安心して施術を受けるための参考にしてください。

クマ取り手術の主な後遺症とリスク

クマ取り手術にはさまざまな方法がありますが、どの施術にも共通して考慮すべきリスクや後遺症が存在します。

ここでは、クマ取り手術後の後遺症の中で代表的なものを挙げて解説します。

結膜浮腫(けつまくふしゅ)

結膜浮腫とは、目の下の結膜部分が腫れてしまう状態を指します。手術中の刺激や術後の炎症反応によって発生することがあります。通常は数日から1週間程度で自然に治まりますが、症状が長引く場合は点眼での追加加療が必要な場合もありますので、医師の診察を受けることが重要です。

冷却や安静を保つことで、症状が軽減できるでしょう。結膜浮腫は、特に下まぶたの裏側がぷっくりと膨らんだように見えるのが特徴で、違和感や軽い痛みを感じることもあります。ドライアイやコンタクトレンズ使用者は、悪化する可能性があるため注意が必要です。術後に過剰な刺激を避け、目を擦らないことも予防に有効です。症状が改善するまでは、コンタクトレンズの使用を避け、眼鏡で生活するようにしましょう。

下眼瞼外反症(かがんけんがいはんしょう)

下眼瞼外反症は、下まぶたが外側に反り返ってしまう、俗にいうアッカンベー状態です。皮膚や筋肉の過剰な切除、または術後の瘢痕形成などが原因で発生することがあります。軽度の場合は数か月かけて自然に改善する場合もありますが、重度の場合は再手術が必要となることもあります。

結膜側から行う施術の場合は起こりづらいリスクですが、表側から行う場合は起こりやすいリスクとなります。切開する皮膚の量を見極め、過不足なく処置することが大切ですが、医師の技量により差も出やすくなります。

涙小管損傷

涙小管は涙を鼻へと流す細い管で、目頭付近に位置しています。手術中にこの部分を損傷すると、涙が常に溢れる「流涙症」の原因となります。

このような損傷は稀ですが、発生した場合は専門的な治療が必要です。解剖学的な知識と技術を持つ医師による施術が、リスクの軽減につながります。涙小管が一度損傷すると自然治癒は困難で、涙道再建術などの再手術が必要です。手術中はごくわずかなずれや力加減が大きな影響を及ぼすため、熟練した技術が求められます。施術を受ける前には、クリニックの症例実績や医師の経験をよく確認しましょう。

感染症

手術後の感染症は、どの外科手術にも共通するリスクです。術後の傷口から細菌が侵入するとで、腫れや赤み、痛み、発熱などの症状が現れることがあります。

感染を防ぐためには、術後の清潔な環境の維持と医師の指示に従った適切なケアが重要です。特にまぶたは皮膚が薄く血流が豊富なため、細菌が繁殖しやすい部位でもあります。処方された抗生剤を正しく使用し、触らない・擦らないことを徹底することが大切です。また、清潔を保つことも大事になるため泡で優しく洗うようにしましょう。

万が一、術後に急激な腫れや膿のような分泌物が見られる場合は、すぐにクリニックを受診しましょう。早期対応が合併症の予防につながります。

血腫

血腫は、手術中や術後に血管が損傷し、皮下に血液が溜まる状態です。目の下に青紫色の腫れが生じ、痛みを伴うことがあります。軽度の場合は自然に吸収されますが、重度の場合は医師による処置が必要となることもあります。

血腫ができた時は、術後の冷却や安静が予防に効果的です。特に体質的に内出血しやすい方や抗血栓薬を服用している場合は、術前に医師と相談し、適切な対応を取るようにしましょう。

また、頭を高くして寝るなど術後の過ごし方によっても血腫のリスクは変わってきます。早めの対処と正しいアフターケアで、回復をスムーズに進められるでしょう。

後遺症を防ぐための術後ケア方法

クマ取り手術後の適切なケアは、後遺症の予防と回復の促進に非常に重要です。

ここでは、具体的なケア方法を紹介します。

術後の冷却と安静

手術後は、目元の腫れや炎症を抑えるための冷却が効果的です。冷却用のジェルパックや冷たいタオルを使用し、1回15分程度、数時間おきに冷やすと良いでしょう。また術後腫れ感がある場合、数日は安静に過ごし、激しい運動や長時間の外出は避けることが望ましいです。

清潔な環境の維持

術後の傷口からの感染を防ぐためには、清潔な環境を保つことが重要です。手術部位には、なるべく触れないようにし、洗顔は当日から可能ですが泡で優しく洗うようにして下さい。メイクは、翌日から可能になりますがダウンタイムの状況をみてメイクすることをおすすめします。また、枕カバーやタオルなど、顔に触れるものは清潔なものを使用しましょう。

定期的な医師の診察

術後の経過を確認するために、定期的な医師の診察を受けることが大切です。異常がないかをチェックし、必要に応じて適切な処置を受けることで、後遺症の早期発見と対処が可能となります。不安な点や疑問がある場合は、遠慮せずに医師に相談しましょう。

後遺症が不安な方は『MEMOTO CLINIC 名古屋』へご相談ください

クマ取り手術に不安を感じている方は、信頼できるクリニックでの相談が安心への第一歩です。

『MEMOTO CLINIC 名古屋』では、経験豊富な医師による丁寧なカウンセリングと患者様一人ひとりに合わせた施術を提供しています。また、術後のアフターケア体制も整っており、万が一のトラブルにも迅速に対応しています。まずは無料カウンセリングで、不安や疑問を解消してみましょう。

まとめ|クマ取り手術の後遺症リスクを理解し、安心して施術を受けよう

クマ取り手術には、結膜浮腫や下眼瞼外反症、涙小管損傷、感染症、血腫などの後遺症リスクが存在します。しかし、適切な術後ケアと信頼できるクリニックの選択によって、これらのリスクは大きく軽減できます。

名古屋でクマ取り手術を検討されている方は、まずは専門の医師に相談し、自分に合った施術方法とケアプランを見つけることが大切です。安心して施術を受けるために、正しい知識と準備を持ちましょう。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

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