コラム
Column
2025/06/19
年齢を重ねるにつれて、ほうれい線や目元のシワ、顔全体のボリューム減少が気になってきた方も多いのではないでしょうか。そんなときに注目される美容医療のひとつがヒアルロン酸注入です。しかし、ひと口にヒアルロン酸といっても実はさまざまな種類があり、目的に応じて適切な製剤を選ばなければ期待通りの効果が得られません。
この記事では、ヒアルロン酸の基本的な種類から使用目的別の選び方、注意すべきポイントまで詳しく解説します。自分に合ったヒアルロン酸を選ぶことで自然で美しい仕上がりを実現しましょう。
ヒアルロン酸製剤は、その構造や性質によりいくつかの分類が存在します。まずは基礎知識として、主要な分類を理解しておきましょう。
ヒアルロン酸は、分子を結びつける「架橋」という処理の有無によって大きく2つに分けられます。架橋型は分解されにくく形状を長時間保持できるため、鼻や顎、頬などのボリュームアップに適しています。
一方、非架橋型は自然に分解されやすく、皮膚の浅い部分への注入や保湿目的に使用され流ことが多いです。涙袋形成や肌質改善など、ナチュラルな変化を求める施術に向いています。
ヒアルロン酸製剤は、製剤ごとに粘度(とろみの強さ)や弾性(元に戻ろうとする力)が異なります。粘度と弾性が高い製剤は皮膚の深層部に注入して立体感を出すのに適しており、フェイスラインや頬のリフトアップなどに使われます。逆に、粘度や弾性が低いものは皮膚の浅い層や細かなシワに対応しやすく、額や目元、口元の繊細なエリアに用いられることが多いです。
市場には多くのヒアルロン酸製剤が存在しますが、中でも代表的なブランドには次のような特徴があります。
ヒアルロン酸製剤を選ぶ際には、使用目的に合わせた選択が重要です。どのような仕上がりを希望するかにより、適切な製剤は変わってきます。
頬やこめかみ、顎、鼻筋などに立体感を出したいときは、粘度と弾性が高い架橋型のヒアルロン酸が適しています。特に「ジュビダームボリューマ」や「クレヴィエル」は形状の保持力に優れており、長期的な効果も期待できます。しっかりとした輪郭を形成したい方には、このタイプが最適です。
目元や口元の浅いシワに対応するには、やわらかく粘度の低い製剤を選ぶ必要があります。レスチレンシリーズの「リド」やジュビダームの「ボルベラ」は皮膚の浅層に注入しても自然になじみやすく、表情を損なわずにシワを目立たなくします。
全体的に自然で若々しい印象を目指すなら、使用部位に応じて複数の製剤を使い分けるのが効果的です。例えば、頬にはボリュームタイプを、目元にはやわらかい製剤を選ぶことで立体感と自然さを両立できます。カスタマイズされた治療計画が重要です。
製剤選びは見た目の変化だけでなく、安全性にも関わる重要なステップです。次のポイントに注意しましょう。
ヒアルロン酸製剤は、厚生労働省またはFDAなど公的機関による承認を受けたものを使用するのが基本です。成分の純度が高く不純物の少ない製剤を選ぶことで、アレルギーやしこりなどの副作用を防ぎやすくなります。
価格が安すぎる製剤には注意が必要です。正規品ではないコピー製品や品質管理が不十分な製剤が使われている場合があります。安さだけで選ぶのではなく、信頼できる医療機関で安全性と実績を確認したうえで判断しましょう。
どれほど高品質な製剤を使っても、医師の技術力が伴っていなければ思い通りの仕上がりは期待できません。解剖学や薬剤特性に精通し、豊富な症例経験を持つ医師に相談することが重要です。
ヒアルロン酸の種類や適応について悩んでいる方は、ぜひ『MEMOTO CLINIC 名古屋』にご相談ください。当院では、患者様のご希望とお顔立ちに合わせた最適な製剤を経験豊富な医師が丁寧にご提案いたします。事前のカウンセリングでは、仕上がりのイメージを共有しながら製剤の選定や注入部位、量などを細かくご説明します。安心して治療を受けていただけるよう万全のサポート体制を整えておりますので、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
ヒアルロン酸注入は、製剤選びによって効果や仕上がりに大きな違いが出ます。架橋型と非架橋型の違いや粘度と弾性の特徴、ブランドごとの特性を理解したうえで、自分に最適な製剤を選びましょう。製剤の安全性や医師の技術力も見極めたうえで施術を受けることでより満足のいく結果が得られます。迷った際は、信頼と実績のある『MEMOTO CLINIC 名古屋』へご相談ください。理想の仕上がりを目指して、一歩踏み出してみましょう。
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