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2025/06/20

目頭切開後に一重のままでいる理由とその対処法

「目頭切開を受けたのに、一重のままで変化がない気がする…」そんな不安を感じていませんか。理想のぱっちりとした目元を目指して手術を決意したものの、術後も一重の印象が変わらず、失敗だったのではと落ち込む方は少なくありません。

しかし目頭切開後に一重のままに見えるのには、いくつかの明確な理由があり、その状態を改善するための対処法も存在します。

この記事では、目頭切開をしたのに一重のままに見える主な原因とその対処法について詳しく解説します。さらに、今後の手術で失敗を防ぐためのポイントや、信頼できるクリニックの選び方についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目頭切開後に一重のままでいる理由

目頭切開は、目頭の蒙古ひだを除去して目の幅を広げて目元を大きく見せるための美容整形手術です。しかし、二重の印象を強調する目的で行ったにもかかわらず、一重のままの印象が残る場合があります。

ここでは、よくある原因を3つに分けて解説します。

手術のデザインが一重に適応していない

第一に考えられる原因は、手術のデザインが患者様のまぶたの構造に合っていなかった可能性です。目頭切開は蒙古ひだの形状や皮膚の厚さによってアプローチが異なります。一重まぶたの場合、皮膚が厚く脂肪が多いため、単に目頭を切開しても二重のラインが強調されにくい傾向があります。

特に、デザインの段階で自然な二重ラインの形成を考慮していなかった場合、切開によって目の幅は広がっても一重の印象が残ってしまうのです。この場合、二重形成術との併用が有効であるにもかかわらず、目頭切開のみを選択したことで期待通りの変化が得られなかったと考えられます。

術後の腫れや内出血が原因で結果が見えにくい

手術直後はまぶたの腫れや内出血が生じるため、仕上がりが見えにくい状態になります。特に目元は非常にデリケートな部位であるため、個人差によってダウンタイム中の見え方に大きな違いが出ます。

術後2〜4週間は明らかな腫れが続き、特に蒙古ひだ付近に腫れが残っている場合、切開した効果が一時的に隠れてしまうことがあるのです。また、皮下の内出血によって皮膚が厚ぼったく見えるため、「一重に戻った」と錯覚するケースも見られます。ダウンタイムを終えた後に本来の結果が現れるため、焦らず様子を見守りましょう。

皮膚の弾力や瞼の筋肉が影響する

目元の見た目は、皮膚の質やまぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)の働きにも大きく左右されます。皮膚の弾力が低下していたり眼瞼下垂気味であったりする場合、せっかく目頭を切開してもまぶたが下がったままの印象になりやすいです。

またまぶたを開く力が弱いと、目を開けたときに二重のラインが定着せず、目元の印象が一重のままに見えることがあります。このようなケースでは目頭切開単体では改善が難しく、他の施術と組み合わせる必要が出てきます。

一重のままでいる場合の対処法と改善方法

もし目頭切開を受けた後も一重のままで悩んでいる場合でも、適切な対処を行えば目元の印象を改善できます。ここでは、3つの主な対処法をご紹介します。

追加施術や修正手術を検討する

もっとも確実な方法は、追加施術や修正手術を行うことです。特に、目頭切開と合わせて「二重埋没法」や「全切開法」などの二重形成術を組み合わせることで、まぶたのラインをはっきりさせることができます。

また初回の手術でデザインが適切でなかった場合は、再デザインによる修正手術が効果的です。眼瞼下垂が疑われる場合には、筋肉を調整する施術(眼瞼挙筋短縮術など)も視野に入れる必要があります。信頼できる美容外科医の診断を受けた上で、自身に合った方法を選びましょう。

メイクで目元の印象を強調する

すぐに手術を追加するのが難しい場合は、メイクで目元の印象を補強する方法も有効です。アイラインを目頭側からしっかり引く、目頭側にハイライトを入れて切開ラインを目立たせる、まつ毛を根元から立ち上げるなどのテクニックで、ぱっちりとした印象を演出できます。抜糸後2日目以降から、メイクは可能になりますが傷口の状態をみてメイクするようにしましょう。

また、アイプチやアイテープを使って二重のラインを補助的に形成することで、仕上がりのイメージを確認しながら追加施術の検討材料にすることもできます。

目元の筋力を鍛える

まぶたの筋肉が弱いと目を開けても十分に瞳が見えず、一重のような印象になります。この場合、目元の筋トレを行うことで目をしっかり開ける力を高めることができます。

代表的な方法としては、「まぶたの開閉をゆっくり行う」「上を見る動作を意識する」「表情筋トレーニングを取り入れる」などです。こうしたセルフケアは即効性は低いものの、日常的に継続することで自然な変化が期待できます。

目尻切開で失敗しないためのポイント

目頭切開に限らず、美容整形手術で満足いく結果を得るには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

経験豊富な医師を選ぶ

手術の成功は、医師の技術と経験に大きく左右されます。症例数が豊富で、解剖学的な知識に基づいたデザインができる医師を選ぶことが大切です。特に、目元の整形は繊細な作業になるため、症例写真を確認してカウンセリングで信頼関係を築ける医師を選びましょう。

自分の目元のバランスをしっかりと伝える

カウンセリング時には、自分がどのような目元を理想としているのかを具体的に伝えることが重要です。写真やイラストを用いて希望の形を共有することで、手術のデザインに反映しやすくなります。

また、自分のまぶたの特徴や過去の施術歴についても正確に伝えることで、最適な方法を提案してもらえる可能性が高まります。

手術後のケアを徹底する

手術後のアフターケアは、仕上がりに大きな影響を与えます。術後は処方された点眼薬や軟膏を正しく使用し、腫れや内出血を最小限に抑えるよう心がけましょう。また、2週間程度は激しい運動や飲酒を控え、患部への刺激を避けることが重要です。

目頭切開を考えている方は『MEMOTO CLINIC 名古屋』へご相談ください

目頭切開は、目元の印象を大きく変える力を持つ施術ですが、目の形や皮膚の状態によって仕上がりに差が出やすい手術でもあります。

『MEMOTO CLINIC 名古屋』では、患者様一人ひとりの目元に合わせた丁寧なカウンセリングと、的確なデザイン設計によって、理想の目元づくりをサポートしています。

二重術や眼瞼下垂手術との併用、再手術の相談なども受け付けておりますので、目元に関する不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ|目頭切開後に一重のままでも適切に対処しよう

目頭切開を受けたにもかかわらず一重のままに見える原因は、デザインの不一致、術後の腫れ、まぶたの筋力不足などさまざまです。しかし、原因に合わせた正しい対処を行うことで、目元の印象を大きく改善できます。

まずは焦らず経過を観察し、必要に応じて医師に相談することが大切です。目元の変化に悩んでいる方は、専門クリニックでの診察を受け、信頼できる医師と共に最適な解決策を見つけましょう。目元の悩みに前向きに向き合い、自分らしい美しさを手に入れてください。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

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