コラム
Column
2025/06/23
眼瞼下垂手術後の腫れが長引くと、不安や日常生活への支障を感じる方も多いのではないでしょうか。腫れの原因や対処法を正しく理解し、適切に対応することで回復を早めることが可能です。
本記事では、腫れが引かない原因や自宅でできる対処法、医療機関への相談タイミングについて詳しく解説します。術後の不安を軽減し、安心して日常生活に戻るための参考にしてください。
眼瞼下垂手術後の腫れは一般的な症状ですが、長引く場合にはいくつかの原因が考えられます。ここでは3つの主な要因を挙げ、それぞれについて詳しく説明します。
手術後の腫れの程度や回復速度には個人差があります。体質や年齢、皮膚の厚さなどが影響し、同じ手術を受けても腫れの引き方は人それぞれです。術後の生活習慣や体調も回復に影響を与えるため、注意が必要です。
術後の過ごし方によっても腫れの程度が変わります。例えば、激しい運動や長時間の入浴、アルコールの摂取などは血行を促進し、腫れを悪化させる可能性があります。
また、まぶたを擦ったり過度に触れたりすることも、炎症を引き起こして腫れが長引く原因となりかねません。術後は医師の指示に従い、安静に過ごすことが大切です。
手術後に炎症や内出血が生じると、腫れが長引くことがあるかもしれません。特に、傷口から細菌が侵入して感染を起こすと、腫れだけでなく赤みや痛み、発熱などの症状が現れることがあります。また内出血により皮下に血液が溜まると、腫れが強く出ることもあります。これらの合併症が疑われる場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。
腫れが長引いている場合でも、自宅でできる対処法があります。ここでは、自宅ですぐにできる効果的な方法を紹介します。
術後すぐの腫れには冷却が効果的です。冷たいタオルや保冷剤をタオルで包んでまぶたに当てることで炎症を抑え、腫れを軽減できます。
ただし冷やしすぎると血行が悪くなるため、1回10〜15分程度を目安に行いましょう。術後3日程度が経過し腫れが落ち着いてきたらクーリングをしないようにするか、お風呂上りや起床時など気になるタイミングでのクーリングのみで十分になるでしょう。
就寝時に頭を高くして眠ることでまぶたの血流が抑えられ、腫れの軽減につながります。枕を2つ重ねるなどして上半身を少し高く保つようにしましょう。また、日中も長時間の前屈姿勢を避け、まぶたへの血流をコントロールすることが大切です。
まぶたへの刺激は腫れを悪化させる原因となります。洗顔やスキンケアの際は泡で優しく行い、患部を擦らないよう注意しましょう。また、アイメイクやコンタクトレンズの使用は医師の許可が出るまで控えることが望ましいです。患部を清潔に保ち、感染を防ぐことも回復を早めるポイントです。
腫れが長引く場合、自宅での対処だけでは不十分なこともあるため、医療機関への相談も検討しましょう。以下のような症状が見られる場合は、速やかに専門医の診察を受けることをおすすめします。
術後数日が経過しても腫れや赤みが引かず、むしろ濃くなったり広がったりしている場合は感染や炎症の兆候かもしれません。例えば、触れると熱を持っていたりズキズキとした痛みを伴ったり、傷口から黄色や白っぽい膿のような液体がにじみ出ている場合は注意が必要です。これらの症状は自然には治りにくく、放置すると症状が進行してしまう可能性がありますのですぐに医師に相談してください。
両目を同時に手術したにもかかわらず、片目だけが異常に腫れていたりあざのように紫色に変色したりしている場合は、内出血や血腫が疑われます。特に、まぶたが重く開けづらい、目の奥に圧迫感があるといった症状がある場合は視神経への影響が心配されるため、早急な対応が求められます。
通常、腫れは術後3〜5日でピークを迎え、その後徐々に落ち着くのが一般的です。しかし、2週間以上経っても腫れが続き、日常生活に支障をきたすような違和感や鈍い痛みが残っている場合は、体内で何らかのトラブルが起きている可能性もあります。感染以外にもアレルギー反応や異物感など、自己判断では気づきにくい原因が隠れていることもありますので、早めに医師の判断を仰ぎましょう。
眼瞼下垂手術後の腫れが長引いて不安を感じている方は、ぜひ『MEMOTO CLINIC 名古屋』にご相談ください。当院では、経験豊富な医師が丁寧なカウンセリングを行い、患者様一人ひとりの状態に合わせたアドバイスや治療を提供しています。
術後の経過に不安がある場合でも、適切な対応を行うことで早期の回復が期待できます。小さな悩みでもお気軽にお問い合わせください。
眼瞼下垂手術後の腫れは多くの方が経験する症状ですが、正しい知識と対処法を身につけることで回復を早めることが可能です。個人差や術後の過ごし方、合併症など腫れが長引く原因を理解し、自宅でのケアや医療機関への相談を適切に行いましょう。
不安な点がある場合は、専門の医師に相談することで安心して回復を目指すことができます。何かがおかしい、不安だと感じた際はすぐに相談してください。
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