コラム
Column
2025/06/24
「まぶたが重いのは年齢のせい?」「最近、疲れて見える気がする…」そんな違和感を覚えることはありませんか?その原因、実は「眼瞼下垂」かもしれません。
本記事では、まぶたのたるみとの違いやセルフチェックの方法、症状の見分け方まで分かりやすく解説します。自分の状態を正しく知ることが、見た目や不調の悩みを軽くする第一歩に繋がります。
眼瞼下垂は見た目だけでなく、日常生活にも影響を及ぼすことがあります。「年齢のせいかな」と見過ごされがちですが、実は気づかないうちに不調の原因になっているケースも少なくありません。眼瞼下垂には先天性と後天性のタイプがありますが、この記事では大人になってから目立ちやすい「後天性眼瞼下垂」について詳しくご紹介します。
眼瞼下垂の代表的な症状は、まぶたの開きが悪くなることです。黒目の上がまぶたで覆われ、「目をしっかり開けられない」「視界が狭い」といった違和感が現れます。特に夕方になるとまぶたの重だるさを感じやすく、無意識に額や眉に力を入れて目を開けようとする方も少なくありません。
まぶたが下がることで視野が狭くなり、目の疲れや頭痛につながることもあります。初期段階では「加齢によるまぶたのたるみ」と誤解されやすく見過ごしてしまうことがありますが、症状が進行すると日常生活にも支障をきたすため、早めに状態を見極めることが大切です。
目を開けづらさを補うために眉を持ち上げるクセがつくと、額の筋肉に負担がかかります。さらに、あごを上げて視界を確保する姿勢が続くと、首や肩にも余計な負担がかかり、肩こりや頭痛を引き起こすこともあります。
デスクワークやスマートフォンの使用が多い現代では、眼精疲労との区別がつきにくいため、こうした不調を見過ごしてしまうケースも少なくありません。
眼瞼下垂は見た目に影響が出やすく、まぶたが下がることで眠たそうな印象になったり、左右の目の大きさの違いが目立ったりすることがあります。本人に自覚がなくても、周囲から「疲れてる?」「眠そう」と声をかけられることが増え、印象の変化に気付く人もいるでしょう。
このように外見の変化が対人関係や仕事でのコミュニケーションに影響を及ぼす場合もあるため、見た目に違和感を感じたらセルフチェックをしてみることをおすすめします。
目元の印象が変わってきたと感じても、「たるみ」か「眼瞼下垂」かの判断は難しいことがあります。そんなときに役立つのがセルフチェックです。完璧な診断は難しいかもしれませんが、目安として使うことで、ご自身の状態を把握しやすくなります。
まぶたの不調を感じたとき、医療機関へ行く前に、自分である程度の判断をしたいという方も多いでしょう。そんなときに役立つのが、鏡を使ったセルフチェックです。
まずは鏡の前で正面を見て、眉の位置やおでこのシワに注目してみましょう。眼瞼下垂がある場合、まぶたをしっかり開こうとして無意識におでこの筋肉を使うため、眉が上がりおでこに深いシワが寄る傾向があります。
一方、たるみによるまぶたの変化では、このような筋肉の使い方はあまり見られず、表情筋の動きは自然なままです。
さらに、左右の目の開き具合が極端に異なっていないかもポイントです。片側だけまぶたが下がっていたり、目の大きさが明らかに違うと感じたりする場合は、眼瞼下垂の可能性が高くなります。
見た目の変化だけでなく、体が発するサインに気づくことも大切です。
眼瞼下垂は、まぶたの筋力低下や神経の問題によって起こることが多く、単なるたるみとは異なります。夕方になると目が開けづらくなったり、視界が狭くなるような感覚を覚えたりする方もいます。
また、まぶたを無理に開こうとすると、額や首、肩の筋肉に負担がかかり、頭痛や肩こりの原因になることもあるようです。これらの症状が続く場合は、一度専門医の診察を受けることをおすすめします。
まぶたのたるみと眼瞼下垂は見た目は似ていますが、原因や対処法は異なります。早めに正しく判断し、生活の質を改善するきっかけにしましょう。
これらのセルフチェックはあくまで目安です。見た目が似ていて判断が難しい場合もありますので、「どちらかよく分からない」「視界が狭くて不便を感じている」などの症状があれば、早めに医師の診察を受けることが大切です。
適切な診断を受けることで、必要な治療やケアにつながります。
まぶたが重く感じたり、目元の印象が変わったりしたとき、「眼瞼下垂なのか、たるみなのか分からない」と迷う方は少なくありません。見た目が似ているため判断が難しく感じられますが、原因や症状には明確な違いがあります。
それぞれの違いを知ることで、必要なケアや治療の選択がしやすくなります。気になる場合は、眼科や美容皮膚科などの専門機関に相談すると安心です。
眼瞼下垂は、まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)や、それを支える腱膜に異常が生じることで起こります。加齢やハードコンタクトの長期使用、アイプチやアイテープなどによるまぶたへの慢性的な刺激などが原因となり、筋肉の働きが弱まったり腱膜がゆるんだりすることで、まぶたを持ち上げる力が低下します。つまり、眼瞼下垂の原因は筋肉や腱の機能低下によるものです。
一方、まぶたのたるみは皮膚自体の老化によって起こります。年齢を重ねることで皮膚のハリが失われ、重力の影響でまぶたの皮膚が下がってくる現象です。筋肉や腱に問題はなく、皮膚の弾力性の低下が主な原因とされています。
眼瞼下垂では、まぶたが黒目にかかるほど下がり、視界の上側が見えにくくなることがあります。本人が無意識のうちに額の筋肉を使ってまぶたを持ち上げようとするため、額にシワが寄りやすくなったり、目を開ける際に眉がつり上がったりする傾向も見られます。また、長時間目を使うことで、頭痛や肩こりを引き起こすこともあるので注意が必要です。
一方、たるみの場合は、まぶたの皮膚がゆるんで覆いかぶさるような状態になりますが、視界が遮られるほどではないことが多いです。筋肉の機能も保たれているため、眼瞼下垂のような視界不良や眼精疲労は比較的起こりにくいとされています。見た目の変化としては、目元に影ができる、眠そうな印象になることがあります。
まぶたの変化に気づいても、「病院に行くほどではないかもしれない」と感じる方も少なくないでしょう。しかし、眼瞼下垂は放置すると視界や生活の質に悪影響のある症状です。少しでも「違和感がある」「判断がつかない」と感じたら、専門の医師に相談することをおすすめします。
MEMOTO CLINIC 名古屋では眼瞼下垂の診断から適切な治療法のご提案まで、一人ひとりに合わせて丁寧に対応しています。まずはお気軽にご相談ください。
眼瞼下垂は「まぶたが重い」「疲れて見える」といった見た目や不調の原因となる症状で、加齢によるまぶたのたるみとは原因も対処法も異なります。セルフチェックや症状の特徴を知っておくことで、眼瞼下垂かどうかを正しく見極めることが大切です。視界の違和感や見た目の変化を感じた際は、自己判断せず早めに専門機関へ相談するようにしましょう。不安がある方は、まず無料カウンセリングの活用をおすすめします。
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