コラム
Column
2025/07/08
目の下のクマやたるみに悩み、クマ取り治療を検討する方が年々増えています。そのなかで代表的な方法が「経結膜脱脂法」と「ハムラ法」です。どちらも目の下のふくらみを改善する治療ですが、アプローチや仕上がり、適応する悩みは大きく異なります。
そのため「どちらが自分に合っているのか分からない」「違いがいまいちピンとこない」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、経結膜脱脂法とハムラ法についてそれぞれのメリット・デメリット、向いている人の特徴を解説します。後悔しないクマ治療選びのために、ぜひ参考にしてください。

経結膜脱脂法とハムラ法の違いは、表の通りです。
| 比較項目 | 経結膜脱脂法 | ハムラ法 |
| アプローチ方法 | 脂肪を除去する | 脂肪を移動して再配置 |
| 下まぶたの切開 | なし(裏側から施術) | 表ハムラ
あり(下まぶた表面を切開) 裏ハムラ なし(裏側から施術) |
| 傷跡 | 目立たない | 微小な傷跡が残る可能性 |
| ダウンタイム | 短い(3〜5日程度) | やや長い(1〜2週間) |
| たるみ改善 | × | ○ |
| 向いている年代 | 20〜40代 | 40代以降 |
| 持続効果 | 長期持続(10年以上も) | 長期持続(10年以上も) |
経結膜脱脂法とは、まぶたの裏側(結膜)から専用の器具を使って、目の下にたまった眼窩脂肪(がんかしぼう)を取り除く施術です。
下まぶた表面を切開しないため、外側に傷跡が残る心配がなく、比較的短期間でクマの改善が期待できます。特に、脂肪による「黒クマ(影クマ)」や「目の下のふくらみ」が気になる方におすすめです。
経結膜脱脂法は、皮膚表面を傷つけない施術なので、目立つ傷跡や縫合の心配がありません。施術後は腫れや内出血が少ないため、休みが調整できない方でも受けやすくなっています。
施術時間は20〜30分程度と短く、局所麻酔で済むことが多いため、体への負担を軽減することが可能です。1週間ほど経過すると腫れや内出血が落ち着き、目の下の影が改善されます。コンシーラーで隠しきれなかったクマが目立たなくなるため、若々しい印象になるでしょう。
肌のハリや厚みによっては、施術で下まぶたの脂肪を取ると「くぼみ」や「皮膚のたるみ」が目立つ可能性があります。また、加齢による肌のたるみが強い場合は、脱脂だけでは満足な結果を実感しづらいため、カウンセリングでシミュレーションし自分に合っている施術か確認しておきましょう。
次の項目に当てはまる方は、経結膜脱脂法が適しています。
肌にはりがある方は脂肪を取るだけでクマが改善しやすいため、経結膜脱脂法が適しています。仕上がりは今までの目元の印象から大きく変わらないため、自然にクマを解消できるでしょう。施術による腫れや内出血は少ないため、仕事や育児を休めない方でも受けやすいです。
ハムラ法は、たるみやふくらみの原因となる脂肪を「移動」させる施術です。ハムラ法には2種類あり、ひとつは経結膜脱脂のようにまぶたの裏側から脂肪を移動させる「裏ハムラ」と、もうひとつは下まぶたの皮膚を切開して脂肪を移動させる「表ハムラ」です。脂肪をただ取り除くのではなく、目の下から頬にかけての「くぼみ」部分に脂肪を再配置し、凹凸のない滑らかな目元に仕上げます。
さらに、表ハムラでは余分な皮膚も切開するため、より総合的な若返り効果が期待できます。
ハムラ法は突出した眼窩脂肪をくぼんでいる部分へ移動させ、目元の凹凸をなめらかに整える施術です。表ハムラの場合は、皮膚を切開しながら施術するため、余分なたるみも引き上げられます。加齢によって下まぶたがたるんでクマができても改善可能です。
また眼瞼脂肪の位置を調整するため、立体的で自然な仕上がりを実現できます。再配置した脂肪が自分の組織として定着するため、数年単位で効果が持続します。
表ハムラの場合は、まつ毛のすぐ下を切開するため、術後は赤みが出やすく傷跡が残る場合があります。特に術後3〜5日は強い腫れが出ることが多いため、抜糸2日まではメイクを控えるようにしましょう。脂肪の移動は高度なスキルが必要なため、医師の経験によって仕上がりが異なります。
次の項目に当てはまる方は、ハムラ法が適しています。
ハムラ法は、脱脂だけでは改善しきれない年齢肌特有の悩みに対してアプローチできます。眼窩脂肪が下垂して影ができている人は、ハムラ法が効果的です。
また脂肪やヒアルロン酸注入では改善しづらく、メンテナンスができない方にも適しています。表ハムラ法ではメスを使うため、腫れや内出血のケアが必要です。
MEMOTO CLINIC 名古屋は、名古屋駅から徒歩2分の場所にある美容クリニックです。特に「目元の美容治療」を得意としているため、経結膜脱脂法やハムラ法にも対応しています。
特に経結膜脱脂法は、皮膚を切らないためダウンタイムが少なく、表面に傷跡も残らないのが大きな魅力です。ふくらみタイプのクマや老け見えに悩んでいる方は、ぜひ一度カウンセリングを受けてみてください。
クリニックに在籍している医師は豊富な経験を持ち、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングを行い、自然な仕上がりを提供しています。術後のサポートも万全なため、不安なことがあっても気軽に相談できます。
目元は顔全体の印象を大きく左右するパーツであるため、クマがあるだけで実年齢より老けて見えたり、疲れて見えたりしてしまいます。クマを解消することで若々しく、明るく、自信のある表情になります。
経結膜脱脂法とハムラ法は、どちらもクマ取りに適した施術です。選ぶときは、自分の目元にはどちらが合っているかを確認しましょう。

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