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2026/02/26

笑うと目の下が膨らむ原因と治し方!クマ・くぼみの対処法を医師監修で解説!

「ふいに撮られた写真を見て、自分の目の下にポコッとした膨らみがあることに気づいた」「笑うと目の下が膨らんで、老けて見えるのが気になる……」

鏡の前で真顔の時はそれほど気にならなくても、笑顔になった瞬間に現れる「目の下のふくらみ」に悩む方は少なくありません。実はこれ、単なるむくみや疲れではなく、医学的な理由がある「クマ」の一種かもしれません。

本記事では、笑うと目の下が膨らむメカニズムから、自宅でできるセルフケア、そして根本的に解消するための最新の美容医療まで、日本美容外科学会(JSAS)のガイドライン等を踏まえた専門的な視点で分かりやすく解説します。

第1章 笑うと目の下が膨らむ主な2つの原因

第1章 笑うと目の下が膨らむ主な2つの原因

「笑った時だけ膨らむ」という現象には、主に「脂肪」と「土台の緩み」という2つの大きな要素が関係しています。なぜ表情によって変化が生まれるのか、そのメカニズムを見ていきましょう。

1-1. 眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出

笑った時に目の下がポコッと盛り上がる現象の正体は、多くの場合「眼窩脂肪(がんかしぼう)」です。これは眼球をクッションのように支えている脂肪ですが、何らかの理由で前方に押し出されることで「目袋」と呼ばれる膨らみを形成します。

【笑った時に膨らむ仕組み】

  1. 目の周りには、目を閉じる時に使う「眼輪筋(がんりんきん)」というドーナツ状の筋肉があります。
  2. 笑顔になると、この眼輪筋がギュッと収縮し、上に持ち上がります。
  3. 筋肉の収縮によって、眼窩の奥にある脂肪が手前にグッと押し出されます。
  4. その結果、真顔の時は目立たなくても、笑った瞬間にだけ脂肪がヘルニアのように突出して見えるのです。

医師コメント

「笑顔は顔の筋肉が大きく動く瞬間です。そのため、静止画では分かりにくい軽度の眼窩脂肪の突出も、笑顔の筋肉の動きによって顕著に現れます。カウンセリング時に『笑った時の状態』を確認することは、治療の必要性や切除する脂肪の量を判断する上で非常に重要な指標となります。」

1-2. 加齢による皮膚や筋肉・靭帯のゆるみ

1-2. 加齢による皮膚や筋肉・靭帯のゆるみ

若い頃は気にならなかったのに、年齢を重ねるにつれて膨らみが目立ってきたという場合、それは肌のハリ(弾力)の低下や、脂肪を支える「膜」の緩みが原因です。

目の下の皮膚は体の中で最も薄く、わずか0.5mmほどしかありません。加齢や乾燥によってコラーゲンが減少すると、前方に飛び出そうとする脂肪を食い止める力が弱まります。

また、脂肪の膨らみが強くなると、そのすぐ下に影ができ、いわゆる「黒クマ」を併発します。さらに、頬との境界線にある「ティアトラフ(涙の溝)」と呼ばれるくぼみが強調されることで、顔全体に疲れや老けた印象を与えてしまうのです。

第2章 軽度な方向け!簡単目の下のふくらみ対処法

第2章 軽度な方向け!簡単目の下のふくらみ対処法

「まだ手術を受けるほどではないけれど、少しでも目元をスッキリさせたい」という方に向けて、日常で取り入れられるケアを紹介します。ただし、間違った方法は逆に悪化させる可能性があるため注意が必要です。

2-1. 適度な血行改善マッサージ

目元の血行を良くすることで、むくみを流し、膨らみを一時的にスッキリさせる効果が期待できます。

  • 正しいケア: 蒸しタオルなどで目元を温めた後、アイクリームを使用し、指の腹で優しくタッピングする程度に留めましょう。
  • ここに注意!: ネットで流行している「力強いクマ取りマッサージ」には注意が必要です。目の下の皮膚を強くこすったり引っ張ったりすると、皮膚が伸びてしまい、かえって脂肪の突出を助長したり、摩擦による色素沈着(茶クマ)を招いたりするリスクがあります。

2-2. 表情筋トレーニング

2-2. 表情筋トレーニング

眼窩脂肪が飛び出さないように食い止める「土台」である眼輪筋を鍛えることも有効です。

トレーニング名 やり方のポイント 効果
まぶしい目エクササイズ 下まぶただけに力を入れて、眩しい時のように目を細める(5秒キープ×5回) 下まぶたの筋肉を強化し、脂肪を内側に留める
8の字回し 目を大きく見開き、視線をゆっくり「8」の字に動かす 目の周りの筋肉全体の柔軟性を高める

※やりすぎは表情ジワの原因になるため、1日2〜3分程度の「適正な頻度」を守ることが大切です。

2-3. 小ジワも防ぐ保湿・スキンケア

乾燥は皮膚のバリア機能を低下させ、たるみを進行させます。特にレチノールやナイアシンアミド、ビタミンC誘導体などが配合されたアイクリームを使用することで、下まぶたの皮膚にハリを与え、膨らみを目立たなくさせるサポートが可能です。当院でも、アイクリームの取り扱いをおこなっております。

第3章 目の下のふくらみの美容治療

第3章 目の下のふくらみの美容治療

セルフケアでは限界がある「構造的な膨らみ」に対しては、美容外科・美容皮膚科での医学的なアプローチが最も効果的です。

3-1. 切らないクマ取り(経結膜脱脂術)

笑った時の膨らみに対し、現在最も一般的かつ人気のある治療法が「経結膜脱脂術(けいけつまくだっしじゅつ)」です。

  • 仕組み: 下まぶたの裏側(結膜)を数ミリ切開し、そこから余分な眼窩脂肪を取り出します。
  • メリット: 顔の表面に傷跡が一切残らず、抜糸の必要もありません。
  • ダウンタイム: 腫れや内出血は1〜2週間程度で落ち着くことが多く、翌日からメイクも可能です。
  • 持続性: 取り除いた脂肪が再生することはないため、効果は永続的です。

3-2. くぼみ+膨らみ両方解消する「裏ハムラ法(脂肪再配置)」

単に脂肪を取るだけでは、元々くぼみが強い人の場合、逆に目元がコケて見えてしまうことがあります。その場合に適しているのが「裏ハムラ法」です。

  • 仕組み: 膨らんでいる部分の脂肪を、その下の「くぼんでいる部分」へ移動(再配置)させて固定します。
  • 特徴: 自分の脂肪を活用して凹凸をフラットにするため、仕上がりが非常に自然で、頬との段差が深いタイプに最適です。

3-3. グロースファクター(成長因子)やヒアルロン酸の注入

「手術にはどうしても抵抗がある」という方には、注入療法という選択肢もあります。

  1. ヒアルロン酸注入: 膨らみの下のくぼみに注入し、段差を物理的に埋めることで目立たなくします。即効性がありますが、数ヶ月〜1年程度で吸収されるため定期的な施術が必要です。ヒアルロン酸の持続期間は、使用するヒアルロン酸の種類によって変動します。
  2. グロースファクター(成長因子): 皮膚の再生を促し、自身のコラーゲンを増やすことでハリを出します。根本的な「膨らみ除去」ではありませんが、皮膚の薄さによるたるみ改善に効果を発揮します。

第4章 治療の副作用・リスクについて

美容整形において、メリットだけでなくデメリットを正しく理解することは、納得のいく仕上がりのために不可欠です。特に目の下の治療は、医師の技術や判断によって結果が左右されやすいため、以下のリスクを事前に把握しておきましょう。

4-1. 施術後に起こり得る主なリスク

  • 脱脂後の小ジワ増加・皮膚の余り
    パンパンに膨らんでいた風船から空気を抜くとシワができるように、脂肪を除去したことで皮膚に余裕ができ、一時的に小ジワが増えたように感じることがあります。小じわが気になる場合は、スネコス注射を4回1クールでやっていただくことをおすすめしております。
  • 凹凸(くぼみすぎ・取り残し)
    脂肪を取りすぎてしまうと、目の下が不自然に窪んで影(黒クマ)が強調されることがあります。逆に、除去が不十分だと笑った時の膨らみが解消されません。クマ取り後、一時的に凹みやしこり感を感じることがあります。3ヶ月程度様子をみていただければ改善することもあります。凹みに関しては、元々の骨格やヒアルロン酸の吸収率が左右によって異なり、左右差がでる可能性もあります。取り残しに関しては、しこり感が3ヶ月程度経過しても気になる場合は、脂肪の再発・取り残しの可能性もあります。その際は、医師の診察のもと当院では、1年間の保証制度があるため再度施術することが可能です。(※施術してから半年後より可能)
  • ダウンタイム症状
    術後1~2週間程度は、腫れや内出血、白目の充血が生じる可能性があります。これらは時間の経過とともに消失しますが、大切な予定がある場合は余裕を持ったスケジュール調整が必要です。

最新技術によるリスク回避:ナノリッチの併用

近年では、脱脂術と同時に自分の微細な脂肪を注入する「ナノリッチ」などの施術を併用するケースが増えています。これにより、脂肪を取り除いた後のシワを防ぎ、肌の再生(ハリ感アップ)を同時に叶えることで、より若々しく滑らかな仕上がりを実現できます。当院では、取り扱いしておりません。

4-2. 当院の費用相場とアフターケアについて

4-2. 当院の費用相場とアフターケアについて

目の下のクマ取り治療は、自由診療となるためクリニックによって価格設定が異なります。当院では、患者様に安心して施術を受けていただけるよう、明確な料金体系と充実したサポート体制を整えています。

【費用相場の目安】

施術内容 費用目安(税込) 特徴
切らないクマ取り(脱脂) 約20万円〜30万円 リーズナブルでダウンタイムが短い
裏ハムラ法 約40万円〜60万円 高度な技術が必要だが満足度が高い
ヒアルロン酸・注入系 約5万円〜15万円 手軽に試せる(持続期間に限りあり)

【安心のアフターケア制度】

当院では、術後の経過診察を無料で行っております。万が一、左右差が気になる場合や、追加の処置が必要と医師が判断した場合には、再手術を保証する制度も設けています。「やって終わり」ではなく、理想の目元になるまで寄り添うのが当院のポリシーです。

第5章 目の下のふくらみを放置せず、まずは専門医へ相談を

「笑うと目の下が膨らむ」という悩みは、単に見た目の問題だけでなく、将来的な肌のたるみを加速させるサインでもあります。

一度突出してしまった眼窩脂肪は、残念ながらセルフケアだけで元の位置に戻ることはありません。放置すればするほど皮膚は伸びてしまい、いざ治療をしようと思った時には「皮膚切除」を伴う大きな手術が必要になってしまうこともあります。

【本記事のまとめ】

  • 笑った時の膨らみの正体は、多くの場合「眼窩脂肪の突出」。
  • セルフケアは予防や現状維持には有効だが、過度なマッサージは逆効果。
  • 「切らない脱脂」や「裏ハムラ法」など、状態に合わせた最適な医療アプローチがある。

目の下の膨らみが解消されると、写真に写る自分の笑顔に自信が持てるようになります。また、疲れた印象が消え、顔全体がパッと明るく若々しい印象に変わります。

まずはご自身の状態がどのタイプなのか、専門医によるカウンセリングで診断してみませんか?当院では、形成外科・美容外科の専門医が、あなたにとって最も負担が少なく、効果的な治療プランをご提案いたします。

一生ものの「素敵な笑顔」を守るために、第一歩を踏み出してみましょう。

無料カウンセリングのご案内

あなたの目元の状態を詳しく診察し、シミュレーションを行います。無理な勧誘は一切ございませんので、まずはお気軽にお電話またはWEB予約からお問い合わせください。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

Address

〒453-0015
愛知県名古屋市中村区椿町15-10
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