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2026/02/20

目の下のふくらみが急にできる原因と対処法とは?医師が改善方法を解説!

「朝起きたら、鏡に映る自分の目の下がパンパンに膨らんでいた」「昨日まで気にならなかったのに、急に老けた印象になった……」

目の下のふくらみが急に現れると、驚きとともに「何か悪い病気ではないか?」と不安になりますよね。実は、目の下のふくらみには、一時的な「むくみ」から、加齢に伴う「脂肪の突出」、さらには注意が必要な「疾患」まで、さまざまな原因が隠れています。

本記事では、目の下のふくらみが急に目立つ原因と、今すぐできる対処法、そして悪化させないための注意点を徹底解説します。

第1章 目の下のふくらみが急に現れる3つの主な原因

第1章 目の下のふくらみが急に現れる3つの主な原因

目の下の皮膚は体の中でも特に薄く、わずか0.5mmほどしかありません。そのため、体調や環境の変化がダイレクトに現れやすい部位です。まずは、なぜ「急に」ふくらみが現れたのか、その正体を探っていきましょう。

1-1. 睡眠不足など生活習慣の乱れによるむくみ

朝起きた時に最も多い原因が「むくみ」です。目の周りの組織は非常に柔らかく、余分な水分が溜まりやすい特性を持っています。

  • メカニズム: 横になって寝ている間は、重力の関係で顔に水分が移動しやすくなります。通常は起床後に動き出すことで水分が排出されますが、塩分の摂りすぎ、アルコールの摂取、睡眠不足などが重なると、血行不良を招き、水分が排泄されずに停滞します。
  • 特徴: 朝が最もひどく、時間が経つにつれて軽減される場合は、むくみの可能性が高いでしょう。また、血行不良により青白い「青クマ」を併発し、よりふくらみが強調されることもあります。

【筆者の実体験:むくみを放置した失敗談】 私自身、飲み会後にひどいむくみを経験しました。当時は「寝れば治るだろう」と放置していましたが、数日経っても引かないことがありました。実は、慢性的なむくみは皮膚を伸ばし、結果として後述する「たるみ(脂肪の突出)」を加速させてしまうのです。「たかがむくみ」と侮らず、その日のうちにケアすることが重要だと痛感しました。

1-2. 加齢による筋肉や皮膚の衰え

1-2. 加齢による筋肉や皮膚の衰え

「昨日まではなかった」と感じるふくらみも、実は水面下で徐々に進行していたケースがあります。それが「眼窩脂肪(がんかしぼう)」の突出です。

眼球を支えるクッションの役割をしているのが眼窩脂肪ですが、加齢により以下の変化が起こります。

  1. 眼輪筋(目の周りの筋肉)の低下: 脂肪を押し止める力が弱まる。
  2. 眼瞼隔膜(脂肪を包む膜)の緩み: 脂肪が前方に押し出される。
  3. 皮膚の弾力(コラーゲン)の減少: ハリが失われ、重力に耐えられなくなる。

なぜこれらの変化を急に感じるのでしょうか? それは、照明の角度や疲労度によって、ある日突然「影(黒クマ)」としての段差が明確に見えてしまうからです。

【医師からのコメント】 「患者様の多くは『急に膨らんだ』と仰いますが、医学的には脂肪が数日で急成長することはありません。周囲の皮膚のハリが限界を超え、支えきれなくなった瞬間に、ある日突然、段差として強調されるのが一般的です。これはエイジングサインが表面化した証拠といえます」

1-3. 花粉症やアレルギー・炎症による腫れ

ふくらみだけでなく、「痒み」「赤み」「痛み」を伴う場合、それは美容の問題ではなく「炎症」です。

  • アレルギー性結膜炎・花粉症: 目を擦る刺激でまぶたが炎症を起こし、組織液が溜まって腫れます。
  • ものもらい(麦粒腫・霰粒腫): まぶたの腺に細菌が入ったり、出口が詰まったりすることで局所的に膨らみます。

特に「片側だけ急にふくらんだ」という場合は、感染症や強いアレルギー反応の可能性が高いです。これらはセルフケアで解決しようとせず、速やかに眼科を受診して適切な治療を受けましょう。

第2章 「急なふくらみ」の応急処置方法

第2章 「急なふくらみ」の応急処置方法

むくみが原因であれば、早めのケアでスッキリと解消することが可能です。ここでは、即効性の高いアプローチを紹介します。

2-1. むくみを解消する「温冷ケア」と「ツボ押し」

2-1. むくみを解消する「温冷ケア」と「ツボ押し」

血管を収縮・拡張させることで血流を促進し、溜まった水分を流す「温冷交代浴」が目元にも有効です。

【手順:温冷アイシング】

  1. 水で濡らして絞ったタオルを電子レンジで30〜60秒加熱し、「ホットタオル」を作る。
  2. ホットタオルで目元を2分温める(血行促進)。
  3. 冷水で冷やしたタオル、または保冷剤を巻いたタオルで1分冷やす(血管の引き締め)。
  4. これを2〜3回繰り返す。

【効果的なツボ押し】 指の腹を使い、痛気持ちいい程度の強さで3秒ずつ押しましょう。

  • 攅竹(さんちく): 眉頭のくぼみ。目元の疲れを解消します。
  • 太陽(たいよう): 眉尻と目尻の外側、こめかみのやや前にあるくぼみ。「眼精疲労の特効薬」と呼ばれます。

2-2. バランスのいい食事と適度な運動

根本的な解消には、体内の水分バランスを整えることが欠かせません。

  • カリウムの摂取: 塩分(ナトリウム)の排出を助けるバナナ、アボカド、ほうれん草などを意識して摂りましょう。
  • 軽い有酸素運動: 20分程度のウォーキングやストレッチは、全身の血行を改善し、自律神経を整えます。これにより、目元の微細な血管の血流もスムーズになり、むくみにくい体質になりますよ。

第3章 「急なふくらみ」を悪化させるNG行動

第3章 「急なふくらみ」を悪化させるNG行動

良かれと思ってやったことが、実はふくらみを「定着」させてしまう原因になっているかもしれません。以下の行動には注意してください。

3-1. 力任せのマッサージ

「ふくらみを押し戻したい」という一心で、強い力でマッサージするのは絶対にNGです。目の下の皮膚は非常に薄いため、強い刺激は組織(コラーゲンやエラスチン)を破壊し、さらなる「たるみ」を招きます。

【失敗事例:SNSで流行したクマ取りマッサージ】 「1週間でクマが消える!」というSNSの動画を参考に、グリグリと力強く目元を揉み解していたAさん。1ヶ月後、ふくらみが消えるどころか、皮膚が伸びてしまい、脂肪の突出がさらに目立つ「末期の黒クマ」状態になって来院されました。一度伸びきった皮膚をセルフケアで戻すのは極めて困難です。

3-2. 過度なアイメイク

ふくらみを隠そうとしてコンシーラーやファンデーションを厚塗りし、それを落とすためにクレンジングでゴシゴシ擦る…このサイクルが目元の老化を加速させます。

  • 乾燥のリスク: 過度な洗浄はバリア機能を低下させ、乾燥小ジワを増やします。
  • 摩擦のダメージ: 摩擦による色素沈着(茶クマ)が重なると、ふくらみがより立体的に、暗く見えてしまいます。

3-3. スマホの見すぎなどによる眼精疲労

現代人の「急なふくらみ」の大きな要因がスマホです。長時間、至近距離で画面を凝視すると、眼輪筋が硬直して血流が著しく悪化します。

  • 眼精疲労の蓄積: 筋肉のコリが原因で老廃物が溜まりやすくなります。
  • 睡眠時の工夫: 夜間のスマホ使用は控え、寝る時は枕の高さを少し高くすることで、物理的に顔への水分停滞を防ぐことができます。

第4章 目の下のふくらみを予防するセルフケア

一度目立ってしまったふくらみをセルフケアだけで完全に消すのは難しいですが、進行を遅らせ、目立たなくさせることは可能です。未来の自分のために、今日からできる習慣を取り入れましょう。

4-1. 正しい生活習慣と適度な運動

目元のコンディションは全身の健康状態を映す鏡です。根本的な予防には、巡りの良い体づくりが欠かせません。

  • 良質な睡眠: 成長ホルモンが分泌される夜間にしっかり体を休めることで、皮膚の修復を促します。
  • 塩分・水分のコントロール: 夜遅い時間の塩分摂取は、翌朝のふくらみに直結します。「寝る2時間前からは水分を控える」「塩分を排出するカリウムを摂る」といった意識が大切です。
  • 全身の血行促進: 週に数回、ウォーキングなどのじんわり汗をかく程度の軽い運動を行うことで、青クマの原因となる、目元の毛細血管の血流不全を予防できます。

4-2. 適度なマッサージとトレーニング

筋肉の衰えを防ぐには、物理的なアプローチも有効です。ただし、第3章で触れた通り「摩擦」は厳禁です。

  • ピアノタッチのタッピング: スキンケアの際、薬指でピアノを弾くように優しく目元を叩きます。これだけで血行が改善され、余分な水分が流れやすくなります。
  • 眼輪筋トレーニング(眼球運動):
    1. 顔は正面を向いたまま、目だけで上・下・右・左とゆっくり動かします。
    2. 目をぎゅっと5秒間閉じ、パッと大きく見開きます。
      これを毎日3セット続けることで、脂肪を押し止める「眼輪筋」のキープ力を高めます。

4-3. 目元のUVケアの徹底

意外と見落としがちなのが「光老化」です。紫外線は、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンを破壊し、眼瞼隔膜(脂肪を包む膜)を脆くさせます。

  • 防御策: 日焼け止めを目のキワまで丁寧に塗ることはもちろん、UVカット機能付きのサングラスやPCメガネを活用しましょう。特に「下からの照り返し」も目元のダメージになるため、外出時の対策は必須です。

第5章 見逃すと危険!目の下のふくらみは全身疾患が原因の可能性も

「急に膨らんだ」という症状の裏には、稀に重大な病気が隠れていることがあります。単なる美容の悩みと決めつけず、以下の症状に心当たりがないかチェックしてください。

5-1. 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に伴う目の下のふくらみ

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。この病気の症状の一つに「甲状腺眼症」があります。

  • メカニズム: 自己免疫の異常により、目の奥にある組織(脂肪や筋肉)が炎症を起こして腫れ上がります。その結果、眼球が前方に押し出されたり、目の下がボコッと膨らんだりします。
  • 判断の目安: 目つきが鋭くなった、まぶたが腫れぼったい、動悸がする、手指が震える、食べているのに痩せるといった症状がある場合は、すぐに内分泌内科や専門の眼科を受診しましょう。

【症例紹介:クマだと思っていたら……】

「最近、疲れが取れなくて目の下のクマとふくらみがひどい」と来院された40代女性。診察したところ、わずかな眼球突出と甲状腺の腫れが確認されました。検査の結果バセドウ病と判明し、専門的な薬物治療によって目元の腫れも落ち着いていきました。

5-2. 腎臓・心臓の疾患や低タンパク血症が招く全身性のむくみ

目元だけでなく、全身に「異常なむくみ」が出ている場合は内科的疾患を疑ってください。

  • 腎疾患(ネフローゼ症候群など): 尿からタンパクが漏れ出し、血液中のタンパク濃度が下がることで、血管外に水分が漏れ出して激しいむくみが起こります。
  • 心不全: 心臓のポンプ機能が低下し、血液が滞ることで、重力の関係により足や顔が膨らみます。
  • チェックポイント: 
    •  靴が急にきつくなった
    • 尿の量が減った、または泡立つ
    • 階段で息切れがする
      これらに該当する場合、美容クリニックではなく、まずは一般内科での検査が必要です。

第6章 今すぐふくらみを取る美容医療の選択肢

第6章 今すぐふくらみを取る美容医療の選択肢

セルフケアでは限界がある「眼窩脂肪の突出」には、美容医療によるアプローチが最も効果的で近道です。

6-1. 1回で劇的改善!「切らないクマ取り(経結膜脱脂術)」

突出してしまった脂肪そのものを物理的に取り除く方法です。

  • 施術内容: 下まぶたの裏側(結膜)を数ミリ切開し、余分な脂肪を取り出します。
  • メリット: 顔の表面に傷跡が一切残らず、抜糸の必要もありません。一度取った脂肪は再生しにくいため、効果が長期間持続するのが特徴です。
  • ダウンタイム: 数日〜1週間程度の腫れや内出血が生じることがありますが、施術翌日からメイク可能でメイクで隠せる範囲であることがほとんどです。

6-2. 凹凸を整える「ヒアルロン酸注入」や「ハムラ法」

ふくらみだけでなく、その下の「くぼみ(段差)」が気になる場合に適した治療です。

  • ヒアルロン酸注入: ふくらみの下の溝に注入してフラットに見せます。注射のみなので手軽ですが、持続期間はヒアルロン酸の種類によりますがだいたい半年〜1年程度です。
  • ハムラ法(脂肪再配置): ふくらんでいる部分の脂肪を、凹んでいる部分に移動させる高度な手術です。段差を解消し、より自然で若々しい仕上がりを目指せます。

6-3. お悩みの方は「MEMOTO CLINIC」へ

目元の治療は非常に繊細な技術を要します。失敗のリスクを避け、理想の仕上がりを手に入れるためには、症例経験が豊富なクリニック選びが不可欠です。

MEMOTO CLINICでは、お一人おひとりの脂肪のつき方や皮膚の状態に合わせたオーダーメイドの治療提案を行っています。

施術メニュー 費用目安 特徴
切らないクマ取り 150,000円〜 表面の傷なし、半永久的効果
ヒアルロン酸注入 40,000円〜 メスを使わず数分で完了
裏ハムラ法 300,000円〜 脂肪を移動し、凹凸を同時に解消

まずは無料カウンセリングで、あなたのふくらみの原因を正しく診断しましょう。

第7章 目の下のふくらみは放置せず、専門医の診察を

目の下に急に現れたふくらみ。それは、単なる疲れのサインかもしれませんし、体からのSOS、あるいは本格的なエイジングの始まりかもしれません。

大切なのは、「なぜ今、膨らんでいるのか」を正しく判別することです。

  • 一時的なむくみなら、今夜の生活習慣を見直すこと。
  • 脂肪の突出なら、無理なマッサージで悪化させる前に専門医に相談すること。
  • 病気の疑いがあるなら、迷わず医療機関を受診すること。

目元の印象が変われば、表情全体がパッと明るくなります。この記事が、あなたが健やかで美しい目元を取り戻すためのヒントになれば幸いです。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

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