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2026/02/27

上を向くと消えるクマは黒クマ?原因と見分け方・改善方法を徹底解説!

第1章 上を向くと消える影は「黒クマ」?

第1章 上を向くと消える影は「黒クマ」?

「鏡の前で上を向くと、さっきまで気になっていた目の下のくまがふっと薄くなった……」

もしあなたがそんな経験をしているなら、その正体は「黒クマ(影クマ)」である可能性が極めて高いといえます。

一般的に「くま」と聞くと、寝不足による血行不良(青クマ)や、メイク残り・紫外線ダメージによる色素沈着(茶クマ)をイメージする方が多いかもしれません。しかし、「顔の角度によって見え方が変わる」というのは、肌自体の色が変わっているのではなく、「影」ができている証拠なのです。

医師による診断の基準

美容外科の現場でも、くまの種類を特定する際に「顔の角度」は重要な指標となります。

医師のコメント:

「手鏡を持って顔をゆっくりと上げ、光を正面から受けるようにしてみてください。その状態で影が消える、あるいは大幅に薄くなるのであれば、それは色素の問題ではなく、眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出による物理的な段差が影を作っている『黒クマ』である可能性が極めて高いという診断になります。」

このように、黒クマは「色」ではなく「立体的な凹凸」が原因であるため、コンシーラーで塗りつぶそうとしてもなかなか隠しきれないのが特徴です。まずは自分のくまが「物理的な影」であることを理解することが、正しい改善への第一歩となります。

第2章 黒クマが上を向くと消える理由

第2章 黒クマが上を向くと消える理由

なぜ、黒クマは上を向くと消えてしまうのでしょうか。その理由は、黒クマの本質が「目の下の段差によって生まれる影」だからです。

目の下に「ふくらみ」や「くぼみ」があると、上からの光(室内灯や太陽光)によって、その段差の下側に暗い影が落ちます。これが黒クマの正体です。

角度と光の関係

顔を正面に向けているときは、光が上から当たるため、ふくらみの下に影が強く出ます。しかし、上を向くことで以下の現象が起こります。

  1. 光が段差の谷間に直接届く: 顔を上げることで、普段は影になっていた「くぼみ」の部分に直接光が差し込みます。
  2. 重力による脂肪の移動: 上を向くことで、前方に突き出ていた脂肪がわずかに奥へ戻り、表面の凹凸がフラットに近づきます。
くまの状態 見え方 原因
正面を向いた時 影が濃く、老けた印象 上からの光で脂肪の影ができる
上を向いた時 影が消える・薄くなる 段差に光が当たり、影が消失する

つまり、「上を向くと消える」という現象は、あなたの肌が変色しているのではなく、光と影が関係しています。この段差さえ解消できれば、目元の印象は劇的に明るくなります。

第3章 黒クマ(影クマ)が発生する原因

第3章 黒クマ(影クマ)が発生する原因

黒クマができる背景には、目元の解剖学的な構造と、加齢や骨格による変化が深く関わっています。主な2つの原因を詳しく見ていきましょう。

3-1. 眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出

黒クマの最大の原因は、目袋とも呼ばれる「目の下のふくらみ」です。私たちの眼球は、「眼窩脂肪(がんかしぼう)」というクッションのような脂肪に包まれて、頭蓋骨のくぼみ(眼窩)の中に収まっています。

通常、この脂肪は「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉や、その奥にある「眼窩隔膜(がんかかくまく)」という膜によって内側に留められています。しかし、以下のような要因で脂肪が前方へ押し出されてしまいます。

  • 加齢による維持組織の緩み: 加齢とともに筋肉や膜のハリが失われ、脂肪を支えきれなくなります。
  • 重力の影響: 支えを失った脂肪が下方に垂れ下がり、目立つようになります。

このように突出した脂肪が「出っ張り」を作り、そのすぐ下に「溝(くぼみ)」ができることで、深い影が形成されるのです。

3-2. 若年層特有の骨格要因

「まだ10代・20代なのに、上を向くと消えるくまがある」という方も少なくありません。これはエイジングによる「たるみ」ではなく、生まれつきの骨格や体質が影響している「若年性黒クマ」です。

  • 眼窩(目の穴)が広い: 脂肪を収めるスペースの形状により、若いうちから脂肪が前方に出やすい場合があります。
  • 頬の骨が低い: 目の下の土台となる骨のボリュームが少ないと、わずかな脂肪の突出でも段差が強調されやすくなります。
  • 遺伝的な脂肪の量: 元々眼窩脂肪の量が多いタイプの方は、肌のハリがある若年層でもくまが目立ってしまいます。

若年層の黒クマは「疲れ」や「睡眠不足」といった生活習慣の改善だけでは解消しにくいのが特徴で、自分の骨格的特性を理解した上でのケアや治療が必要となります。

第4章 今すぐできる!クマの種類を特定する方法

第4章 今すぐできる!クマの種類を特定する方法

自分のくまが本当に「黒クマ」なのか、それとも他の原因が混ざっているのか。それを正しく判断することが、最短で解消するための鍵となります。鏡を用意して、以下の3つのステップを試してみましょう。

ステップ1:上を向いて鏡を見る(黒クマチェック)

第1章でも触れた通り、上を向いた時に影が薄くなるなら、原因は「脂肪のふくらみ」による影、つまり黒クマです。

ステップ2:下まぶたを優しく横に引っ張る(青クマ・茶クマチェック)

目尻の方へ皮膚を軽く引っ張ってみてください。

  • 色が薄くなる場合: 血行不良が原因の「青クマ」です。皮膚が薄いために、下の血管が透けて見えています。
  • 色が変わらず、皮膚と一緒に動く場合: メラニン色素の沈着が原因の「茶クマ」です。

ステップ3:横顔を鏡でチェックする(突出の確認)

横から見たときに、目の下がポコッと膨らんでいませんか?この「目袋」が確認できれば、物理的な段差がある証拠です。

体験談:自分では「茶クマ」だと思い込んでいたAさんの事例 「ずっと目の下がどんより暗いので、美白ケアやコンシーラーで必死に茶クマ対策をしていました。でも、あるとき美容クリニックで『それは色素沈着ではなく、脂肪の影(黒クマ)ですね』と指摘されて驚きました。影なので、いくら美白成分を塗っても消えなかったわけです。正しい診断のおかげで、無駄なスキンケアを卒業できました。」

実際には、黒クマと青クマが混ざった「混合型」の人も多いため、自分のタイプを正確に見極めることが、適切な治療法や解消法を選ぶ近道になります。

第5章 有効な黒クマ予防策とセルフケア術

黒クマは「構造上の問題」であるため、完全に自力で消すことは難しいですが、悪化を防ぎ、影を薄く見せるためのセルフケアは非常に有効です。

5-1. こすらず優しいマッサージ

黒クマを気にしすぎて、グイグイと力任せにマッサージをしていませんか?実は、強い摩擦は厳禁です。

  • リスク: 強い刺激は皮膚のコラーゲン繊維を破壊し、まぶたの「たるみ」を加速させます。
  • 改善策: クレンジングやスキンケアの際は「卵の薄皮を触るような感覚」でやるのが大事です。血流を促すなら、ツボ押し程度に留めましょう。

専門家のアドバイス: 「目元の皮膚は体の中で最も薄い部分の一つです。良かれと思った過度なマッサージが、将来的な黒クマの定着やシワの増加を招く原因になります。」

5-2. 眼輪筋トレーニング

5-2. 眼輪筋トレーニング

眼窩脂肪を内側に押し留める「天然のガードル」の役割を果たすのが、目周りの筋肉「眼輪筋(がんりんきん)」です。ここを鍛えることで、ふくらみの突出を抑える効果が期待できます。

【3分でできる!下まぶた上げ運動】

  1. 顔を動かさず、視線だけ上を向く。
  2. 眩しいものを見る時のように、下まぶただけを「クイッ」と持ち上げる。
  3. 5秒キープして力を抜く。これを10回繰り返す。

筆者の実践レポート: 3ヶ月間、朝晩のスキンケア時にこのトレーニングを継続した結果、以前よりも目元にハリが出て、夕方の疲れ顔が軽減された実感がありました。見た目の「ふっくら感」が戻って嬉しいです。

5-3. レチノールやペプチド配合アイクリーム

加齢による皮膚の薄さ(菲薄化)を防ぐために、成分にこだわったスキンケアを取り入れましょう。

  • レチノール: コラーゲンの生成を促進し、肌のハリを立て直します。
  • ナイアシンアミド: シワ改善と保湿を同時に行い、肌のキメを整えます。
  • ペプチド: 健やかな肌のターンオーバーをサポートします。

第6章 美容医療による最新のクマ治療法

第6章 美容医療による最新のクマ治療法

セルフケアだけでは限界を感じる場合や、根本から影を消したい場合には、美容外科での治療が最も効果的です。最近では「いかにも整形した」という不自然さを避け、自然に若返る手法が主流になっています。

6-1. 「切らないクマ取り(経結膜脱脂術)」

まぶたの裏側から、余分な眼窩脂肪を取り除く手術です。

  • メリット: 顔の表面に傷跡が残らず、抜糸の必要もありません。
  • ダウンタイム: 個人差はありますが、強い腫れは数日から1週間程度で落ち着くことがほとんどです。
  • 効果: 影の原因となる「ふくらみ」そのものがなくなるため、劇的な改善が見込めます。

6-2. 傷跡を残さない「裏ハムラ法」

脂肪を単に「取る」のではなく、凹んでいる部分に「移動(再配置)」させる高度な技術です。

  • 特徴: 脂肪のふくらみを利用して、その下の深い溝(くぼみ)を埋めます。
  • メリット: 脱脂だけでは心配な「将来的な目の下のこけ」を防ぎ、よりフラットで滑らかな目元を作ることが可能です。こちらもまぶたの裏側からアプローチするため、傷跡は見えません。

第7章 黒クマにお悩みならMEMOTO CLINICへ

「上を向くと消えるくま」に長年悩まされているなら、一度当院のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

黒クマの治療で最も大切なのは、「どれだけ脂肪を取るか」ではなく「いかに綺麗なフラットな面を作るか」という医師の技術とデザインセンスです。

当院では、患者様お一人お一人の骨格、脂肪の付き方、皮膚の厚みを丁寧に診察し、最適な治療法をご提案します。

「コンシーラーで隠しきれない影」を卒業して、鏡を見るのが楽しくなる毎日を手に入れませんか?まずは無料カウンセリングで、一緒にお悩みを解決していきましょう。

記事監修者:鈴木大路

記事監修者プロフィール院長鈴木 大路

経歴

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 豊田厚生病院
  • 大手美容外科 岐阜院院長
  • 大手美容外科 金沢院院長
  • 大手美容外科 浜松院院長
  • 大手美容外科 二重埋没法指導医

資格

  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
  • 美容外科学会(JSAS) 正会員

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