ピーリング

ピーリングとは

薬剤で古い角質を取り除いて新しい皮膚の再生を活性化させる治療です。お肌に塗布した薬剤が角質層から表皮まで浸透して肌のターンオーバーを整えます。これによって新しい皮膚の再生を活性化させ、お肌のくすみ、毛穴の開き、黒ずみなどを改善し、ニキビ・ニキビ跡の原因となるアクネ菌を取り除きます

ターンオーバーとは

お肌のターンオーバーは、新陳代謝のことです。お肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の三つに分かれており、ターンオーバーは外側の「表皮」で起きます。表皮の細胞は基底層という部分で生まれ、形を変えて表皮の表面に押し上げられ、角質層となり、最終的には垢や老廃物となって剥がれ落ちます。この周期が崩れることにより、乾燥、くすみ、毛穴の開き、にきびなどの原因となります。

ピーリングの種類

ミルクピーリング

20年以上の歴史を持つフランスのDERMACEUTIC社製のピーリング剤を使用して美肌を目指します。「グリコール酸」「乳酸」「サリチル酸」の3つの成分を含むこの新しい医療機関専用ピーリング剤は、古い角質を取り除き肌のターンオーバーを正常化します。各成分の異なる効果が最大限に引き出されるため、高い効果を得られつつ、強い赤みや皮むけなどのダウンタイムが少ないのが特長です。治療直後から、肌の色調が明るくなり、ツヤのある滑らかな肌を実感できます。

マスクピーリング

ミルクピーリングと同様にDERMACEUTIC社製のピーリング剤です。新たに開発されたピーリング剤で、脂性肌の改善と毛穴治療を目的としています。
マスクピーリングの有効成分はグリコール酸、サリチル酸、ベントナイトで、pH2.5という値はミルクピーリング（pH1.9）よりもマイルドです。
このピーリング剤は毛穴の角栓や皮脂を柔らかくし、余分な皮脂や肌の汚れを排出します。施術の翌日には脂浮きが減っていることを実感できますが、肌質改善を目指す場合は、2週間に一度、5-6回程度の施術を推奨します。

サリチル酸ピーリング

サリチル酸の角質軟化と溶解作用により、皮脂分泌の過剰、ニキビ、毛穴の黒ずみ、毛穴詰まり等の肌質を改善します。また、真皮のコラーゲン産生を促すため、肌は柔らかくなり、弾力が増し、たるみや小じわ、乾燥肌も改善します。さらに、肌のターンオーバーを促進することで、肌サイクルを正常化します。これにより、蓄積されたメラニンが排出され、再蓄積も防げます。したがって、しみの改善や美白効果、肌荒れの緩和や肌のキメを整える効果も期待できます。

ミラノリピール

5種類の酸（TCA, AHA, BHA, PHA, クエン酸）のピーリング効果に加え、アミノ酸やビタミンが肌細胞を直接刺激し、Ⅲ型コラーゲンの生成を促進し、エラスチンやヒアルロン酸の生成を助けます。顔・首・デコルテ用とボディ用の2種類があり、シミやくすみ、シワやたるみなどの顔の肌トラブル、さらにお尻や膝、肘、腋などの皮膚の黒ずみを解消したい方や、手や足の甲の皮膚にハリ・ツヤを持たせたい方など、各々の悩みに応じた治療が選択可能です。ガンマ・アミノ酸により、肌にリフティング効果も期待できます。

術後の過ごし方

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  術後はよく冷やしながら、お肌の水分を維持しましょう

  術後の赤み、ほてり感が長く続くようであれば再度冷水に浸したタオルで冷やし、低刺激性の化粧水で水分補給を十分に行い沈静させてください。

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  術後3日間はUVケアを特に徹底しましょう。

  ピーリング後は感光性が高まり、必然的に日焼けをしやすい環境下になっているため、十分なUV対策が必要です。
  ※薄いかさぶたができる場合がありますが、無理にこすらないでください。
  ※にきびの方は、膿疱部分が破裂しますが、排出過程の現象ですので、心配はありません。

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  皮膚に刺激の強いケアは避けましょう

  術後1週間程度はアカスリ、パック、角質除去スポンジ、美容液、パーマ液、毛染めの使用を避けてください。

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  規則正しい生活で健康的な肌に

  過度な喫煙、寝不足、栄養不足は治療の妨げになる可能性があります。可能な限り規則正しい生活を心がけてください。

よくある質問

肌が弱いのですが治療できますか？

基本的に、肌が弱い方でもコラーゲンピールの治療を受けることは可能です。ただし、過度な敏感肌、アトピー、皮膚炎の症状がある方は治療を受けられません。自身の肌が治療に適しているか不明な場合は、一度カウンセリングを受診してください。カウンセリングでは、担当医師が皆様の肌の状態を丁寧に診察し、治療が可能かどうかを判断します。

1回の治療でも効果がありますか？

1回の治療でも古い角質が除去することができますので、はっきりとした効果はありますが、肌質の改善を目標にする場合は2週間に1回程度のペースで複数回通っていただく必要があります。患者様の症状よって適切な治療計画を提案いたしますので担当医師までご相談ください。

痛みはありますか？

メスや注射の針など器材を使用しない施術ですのでチクッとするような痛みはありません。しかし、使用する溶剤によってはピリピリとした痛みを感じられる可能性はあります。ただ、一般的に耐えられないほどの痛みではありません。